ソン・イェジン、元IZ*ONEウンビら夏ドレスで彩るプチョン映画祭開幕 日本から柳楽優弥、中村ゆりか
アジア最大のジャンル映画祭とされる『第28回プチョン国際ファンタスティック映画祭』が7月4日に開幕し(14日まで)、韓国・プチョン市庁舎周辺で開催されたオープニングセレモニーおよびレッドカーペットイベントには、アジアを中心に世界中からの招待作品の監督、キャスト、スタッフらが出席した。
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市庁舎の緑豊かな庭園に沿って敷かれたレッドカーペットには、開演前から大勢の人だかり。最前列は、本格的なカメラを構えてお目当ての俳優を待つ学生服姿を含む若い世代の女性たちが陣取り、映画好きの国・韓国ならではの映画祭イベントの熱気に満ち溢れていた。
日本からは10作品以上が招待されているが、レッドカーペットには『夏目アラタの結婚』の堤幸彦監督と柳楽優弥、『死が美しいなんて誰が言った』の中島良監督と中村ゆりか、日本で撮影が行われた韓国映画『神社』の熊切和嘉監督とジェジュン、Jホラーの巨匠と紹介された『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』の中田秀夫監督と元IZ*ONEのクォン・ウンビ、『IMPROVEMENT CYCLE -好転周期-』の山口ヒロキ監督らが出席。地元の映画ファンの温かい拍手を浴びた。
この日のレッドカーペットでひと際大きな歓声を集めていたのは、オープニングセレモニーのMCを務めるf(x)のクリスタルとチャン・ドンユンのほか、Weki Mekiのキム・ドヨン、若手俳優のパク・ジフン、イ・ヒョヌ、チャン・ドンユン、NCTのジェヒョンなど。K-POPアイドルを含めた多彩な顔ぶれが会場を沸かせた。
セレモニーのラストを締めくくったのは、スペシャルゲストとして紹介され、透き通るような白いドレスで現れたアジアのスター女優、ソン・イェジン。日本でも『愛の不時着』(2019年)で誰もが知る顔となったが、『私の頭の中の消しゴム』(2004年)や『四月の雪』(2005年)などから根強い人気があり、世代を超えて老若男女から愛される、押しも押されぬトップスターだ。彼女の登場で華やいだ空気が一気に広がる。映画祭を彩る圧巻のオーラを放ち、会場中を魅了した。
わずか1時間ほどのレッドカーペットイベントは、ホラー、サスペンス、コメディなどジャンル映画の新作の祭典だけあって、まさにこれから芸能界で活躍の場を広げようとする若手や新人キャストも多く、観客も映画ファンから俳優やアイドルのファンまでローティーンを含めた若い層が目立っていた。
作品、キャストとともに、観客も一緒に育っていく映画祭。ここから広くエンターテインメント全般に羽ばたいていくことが期待される。
なお本映画祭には、三谷幸喜監督が招待されており、「コメディ映画の巨匠」として7月7日にマスタークラス講演のステージに立つ。
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