Yahoo!ニュース

YouTube、「誤ったスパム判定でBANされた」の報告が相次ぐ。公式は「復元する」と説明

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
(写真:當舎慎悟/アフロ)

 「自分のYouTubeアカウントがスパムだと判定され、BANされてしまった。どうして?」との報告がX(旧Twitter)で10月4日の午前から相次いで投稿されています。

スパム判定で誤BAN。保存していたプレイリストも消える

 Xでの報告を見るかぎりでは、スパム判定で誤BANされたアカウントに関連性は見当たらず、チャンネルを運営している/していない、課金の有無に関係なくBANされているようです。

 この誤BANに対して再審査を行うとBANは解除されるとのことですが、残念なことにBAN時にプレイリストが削除されるらしく、アカウント復活後のプレイリストが真っ白になっているとの嘆きの声があがっています。

公式は問題を認識。「プレイリストもすべて復旧する」と発表

 こうしたユーザーからの報告を受けて、YouTube側は公式のXアカウント(@TeamYouTube)で「問題を認識しており、調査して現在チャンネルを復元しています」と発表。

 また、続けて「チャンネルとサブスクリプション(課金)のアクセスの復元」と、「プレイリストもすべて復旧させる」としています。

 ただし、プレイリストなど一部のコンテンツの復旧については「遅れる場合がある」とのことです。

 日本語での投稿はYouTubeのヘルプコミュニティから確認できます。

まずは再審査の申請を

 アカウントを誤BANされた方は、まずは再審査を申請してアカウントが復旧されるかどうかを確認することをおすすめします。

 何もしなくても復元したとの声も見かけましたが、再審査をした方が確実だと思われます。

 一方、消えてしまったプレイリストについては触らない方が良いと思います。YouTubeの発表では過去のデータから復旧をかけているようですので、同じようなプレイリストを作った場合に問題が起きるか、起きないかがちょっと読めません。

 「プレイリストもすべて復旧させる」との発表を信じて待った方が良いと思われます。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

篠原修司の最近の記事