「本みりん」と「みりん風調味料」何が違う?保存方法も異なるので注意!栄養士が解説
こんにちは!栄養士食堂です。
皆さん「みりん」はよく使いますか?
幅広い料理に使えることから常備されている方も多いと思います。
みりんには「本みりん」「みりん風調味料」「みりんタイプ調味料」の3種類がありますが、今回は「本みりん」と「みりん風調味料」の違いについて詳しく栄養士が解説していきたいと思います。
今回の目次
1 本みりんとみりん風調味料の違い
2 保存方法
3 最後に
1.本みりんとみりん風調味料の違い
ではさっそく「本みりんとみりん風調味料の違い」を詳しく解説していきます。
本みりんとみりん風調味料の違いは、主に4つです。
・原材料と製造方法
→本みりんは米、米こうじを焼酎を糖化・熟成させてから作られますが、みりん風調味料は糖類・米・米麹・酸味料などをバランスよくブレンドした調味料です。
味は、本みりんはまろやかな甘みと旨味があるのが特徴で、みりん風調味料は本みりんより甘みを感じやすいのが特徴です。
・酒税が発生するかどうか
→本みりんはアルコールが12.5~14%前後含まれているので酒税がかかりますが、みりん風調味料はアルコールが1%未満なので酒税はかからず価格も安いのが特徴です。
・加熱しない料理にそのまま使えるかどうか
→本みりんを加熱しない料理に入れる場合は「煮切り」(あらかじめアルコールを飛ばす)が必要ですが、みりん風調味料の場合はアルコールを飛ばす必要がないので、加熱しない料理にもそのまま使うことができます。
・食材の煮崩れを防ぐかどうか
→本みりんもみりん風調味料も食材のてりやツヤを出すことができますが、本みりんはアルコールと糖類の作用により煮崩れ防止効果も期待できます。
2.保存方法
<本みりん>
↓
開栓前→キャップをしっかり閉めて直射日光を避け、温度変化があまりない冷暗所で保存しましょう。
急激な温度変化のある場所に保存すると品質が劣化する可能性があるので避けましょう。
開栓後→開封前と同じ
<みりん風調味料>
↓
開栓前→キャップをしっかり閉めて直射日光を避け、温度変化があまりない冷暗所で保存しましょう。
開栓後→冷蔵庫に立てて保存しましょう。
アルコールが1%未満のため常温での保存は避けましょう!
→本みりんは開栓前・後も常温での保存が可能ですが、みりん風調味料の開栓後は冷蔵庫で立てて保存しましょう!
3.最後に
いかがだったでしょうか?
料理によって「本みりん」と「みりん風調味料」を使い分けてもいいですね!
ぜひ参考にしてみてくださいね*
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