「価格の安いバナナ」と「価格の高いバナナ」は何が違うの?栄養士が解説
こんにちは!栄養士食堂です!
他のフルーツに比べ安定した価格で通年食べることのできるバナナですが、価格は100円ほどの安いバナナから300円ほどの高級バナナまで幅広くありますよね。
皆さんは普段、どの価格帯のバナナを買うことが多いですか?
あまり値段を気にせず選ぶ方もいらっしゃると思いますが、実は価格の安いバナナと高いバナナでは、ある大きな違いがあり、価格の差が出るのです。
その違いを知っておくと選ぶ際にも参考になると思いますのでぜひ最後までご覧ください!
今回の目次
1 バナナの栄養について
2 選び方・保存方法
3 価格の安いバナナと価格の高いバナナは何が違う?
4 価格の安いバナナと価格の高いバナナを比べてみた
5 最後に
1.バナナの栄養について
バナナは、余分な塩分を排出するカリウムや代謝に必要なマグネシウムなどのミネラル、皮膚の抵抗力を高めるビタミンB6が豊富に含まれています。また、腸内環境を整えるフラクトオリゴ糖も含んでいます。
2.選び方・保存方法
【選び方】
・つけ根がしっかりしているもの
・黒ずみがないもの
・傷がなく全体がまんべんなく黄色いもの
【保存方法】
基本的にバナナは常温で風通しのよい場所での保存が望ましいですが、夏の場合は、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。
詳しくはこちら→バナナは「季節によって保存方法を変えて下さい!」栄養士がお願いするワケとは
3.価格の安いバナナと価格の高いバナナは何が違う?
ではさっそく「価格の安いバナナと価格の高いバナナは何が違う?」を解説していきます。
結論…バナナの値段の差は標高の高さ!
価格が高いバナナは標高の高い場所(標高500メートル以上)で育ったバナナで、価格の安いバナナは標高の低い場所(標高250メートル以下)で育ったバナナです。
標高が高いバナナは昼夜の寒暖差があることで栽培期間が長くなることと、港までの距離があることでそのぶんコストがかかり、標高の低い場所で育ったバナナより価格が高くなる傾向があります。
また、2つのバナナには味の違いがあります。
味の違いについては4で詳しく解説していきます。
4.価格の安いバナナと価格の高いバナナを比べてみた
実際に食べ比べてみましたが、甘みは価格の高いバナナ(高地栽培)の方が強く、食感ももっちりとしていて食べ応えがありました。
これは価格の高いバナナ(高地栽培の場合)は、栽培期間が長くなることで甘さの元であるでんぷんが多く蓄えられるためです。
一方、価格の安いバナナ(低地栽培)も決して甘みがないわけではなくさっぱりとした味わいで食べやすく美味しかったです。
5.最後に
いかがだったでしょうか?
価格の安いバナナと価格の高いバナナは、標高の差が値段に影響していることがわかりました。
味や食感も異なるので、濃厚な味わいを楽しみたい方は価格の高いバナナをさっぱりとした味わいを楽しみたい方は価格の安いバナナを選ぶのもいいでしょう。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
バナナについてもっと知りたい方はこちらから
写真のようなバナナは「食べるのを待って!」栄養士がお願いするワケとは
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