【大阪・北新地】ミシュラン店が5月9日にオープンした演出力の高いラーメン店の注目点はランチャーム味変
スパ活続きで、麺活を怠っていたのですが北新地に話題の店がオープンしたというので行ってみました。お店の名前は「野口太郎ラーメン」。「野口太郎」といえば修業経験なしで開店し、わずか2年で、ミシュランガイドで一つ星を獲得した北新地の割烹料理店。個性的で創作性の高い料理で注目を集めています。もちろん店主のお名前は野口太郎さん。
お店で出されていたラーメンが好評だったこともあり、専門店の開店となったようです。
場所はJR北新地駅、OsakaMetro西梅田駅のそれぞれから徒歩5分ほど、北新地の船大工通りのANAクラウンプラザホテルから少し西に行ったところです。
ビルの1階ですがシックな外観で、ラーメン店にありがちなメニュー写真の立て看板などもなく、店名の看板も普通の民家の表札のようなサイズです。
店内はカウンターのみの15席ほど。白が基調で清潔感があります。
アクリル版で仕切られた席は、無駄なものがなくスッキリ。
スタッフの人数が多く、接客がかなり丁寧で好印象。ステージのようにキッチンが作られ、調理風景を見ながらラーメンが届くのを待つことができます。
定番のラーメンは、貝だしメインの太郎ラーメン1,000円とかつおだしメインの花子ラーメン1,000円の2種類。
オーダーしたのはトッピングもりもりな、太郎スペシャルラーメン1,280円。かなりそそるビジュアルです。
透明感のある黄金色のスープは、牡蠣、あさり、しじみベースで、タレは醤油。ひと口目にガツンと海の風味と味わいが来ます。牡蠣というよりは、あさりをしっかり感じました。
麺は、麺は全粒粉の入った中細ストレート。水分少なめな低加水タイプのようですが、のど越しもよく、もっちりとした食べごたえもあります。
チャーシューは、低温調理のレアチャーシュー。薄くスライスされていますが、かなり大判で3枚もあるので、「食べても食べてまだる!」という印象。また、上品なスープを邪魔しないよう、味付けが控えめで、そのぶん脂の旨い甘味を感じます。
ラーメンの中央にかなり主張するようにトッピングされているのが、「野口太郎」でもおなじみのトリュフさつま揚げ。
かじると、口の中にトリュフの香りが広がります。きめ細かで食感も心地よいさつま揚げです。
食感で言えば、メンマの姫竹のコリコリやたっぷり盛られた白きくらげのシャキシャキとした歯ごたえもかなり楽しく感じました。
味付煮玉子は見た目以上にとろりとしていました。
こちらで注目したいのが、丼の受け皿の横にひっそりと置かれた、お魚型の醤油容器ランチャームに入った液体。
「大葉オイルになりますので、途中で味変にお使いください」と最初に説明されます。
好みの量を垂らして使ってみました。オリーブオイルに大葉の風味を加えたような印象でスッキリした味わいに変化します。個人的にはもう1個分くらいあっても楽しかったかなと思いました。
もう一度カウンターを見てみると、ラーメン店ではありがちな、コショウや七味がありません。ストイックな感じとランチャームを使う意外性にハッとさせられました。
イラストが描かれた器のほか、多彩な風味や食感が楽しめる具材、白い清潔感あふれるユニホームでていないな接客のスタッフなど、演出力の高いラーメン店となっていました。特にランチャームの味変はこれから増えていきそうな気がします。
野口太郎ラーメン
住所/大阪市北区堂島1-5-7 1階
電話/06-6342-8805
営業時間/11:00〜15:00
17:00〜翌2:00
定休日/日曜、祝日
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