今絶対に食べておくべき 福岡の焼肉「進化系」3軒
長年愛される老舗焼肉店が多い福岡博多
福岡で愛されている料理といえば、もつ鍋、水炊き、焼鳥、うどん、そしてラーメンと数多いが、実は焼肉文化も古くから根付いており、街中や住宅街などには半世紀以上地元に愛されている焼肉店も少なくない。福岡の人は皆自分が好きな焼肉店があるものだ。
しかし、ここ数年新たな焼肉店が続々と福岡に登場し、焼肉を楽しむ幅が一気に広がった。今回は老舗の町焼肉とは違ったアプローチの「進化系焼肉」と呼ぶべき新店の中でも、今年オープンしたばかりの注目店を厳選した。
和の情緒あふれるネオジャパニーズヤキニク『焼肉 真柏』
福岡で今注目を集めるグルメエリア「春吉」に、2023年1月オープンしたのが『焼肉 真柏』(福岡県福岡市中央区春吉2-12-5 2F)。和の情緒あふれるスタイリッシュな空間は、焼肉店というよりも日本料理店のよう。日本の美意識を店舗と料理に反映させた「ネオジャパニーズヤキニクレストラン」を謳っている。
熊本県産あか牛の稀少部位や黒毛和牛のタンなど、使用する牛肉は産地から厳選。コースには和食も織り交ぜて、韓国スタイルではない日本ならではの焼肉の世界観を生み出している。炊き立ての土鍋ご飯と味噌汁で締めれば、日本人に生まれて良かったと感じることだろう。
人気のうどん居酒屋が手掛ける焼肉居酒屋『焼肉 長介』
福岡にうどん居酒屋ブームを巻き起こした人気店『二○加屋長介』が焼肉業界に進出。2023年6月にオープンした『焼肉 長介』(福岡県福岡市中央区薬院2-1-8 リアン薬院ビル7F)は、従来の焼肉店とは異なる「焼肉を楽しむ居酒屋」。オープンキッチンのライブ感あふれる店内は、ここが焼肉店であることを忘れてしまいそう。
牛タンを薄く長くスライスした「タンの延べ棒」や、牛肉をねっとりとするまで叩いた「和牛なめろう」、さらにはカレー味のスパイスが効いたホルモン「カレーてっちゃん」など、焼肉の常識にとらわれないユニークなメニューがたくさん。もちろん締めは長介自慢のうどん。焼肉店ならではの「ユッケジャンうどん」は必食の一品だ。
東京の人気焼肉店が福岡初進出『福岡焼肉kintan』
東京を中心に焼肉やしゃぶしゃぶ、ステーキなど様々なスタイルで店舗を展開している『KINTAN』が、ついに福岡へ初進出。天神エリアの再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の目玉となる『福岡大名ガーデンシティ』の一角に、2023年6月オープンしたのが『福岡焼肉kintan』(福岡県福岡市中央区大名2-6-50 福岡大名ガーデンシティ2F)だ。
「カジュアル・リッチな焼肉レストラン」がコンセプト。スペシャリテの「30日間熟成KINTAN」はもちろんのこと、同じくスペシャリテである「サーロイン・ユッケ」は、食感のアクセントに福岡銘菓の『二○加煎餅』や糸島産の『糸島ねぎ」を使用するなど、福岡オリジナルのスタイルで。上質なレストランのような佇まいの中で、スタイリッシュな焼肉とワインをゆっくりと楽しむことができる。
今回ご紹介した3軒はいずれもオープンしたばかりながらも、早くも話題になっている店ばかりなので、訪問する時はぜひ事前に予約してから行って欲しい。この3軒を食べて、福岡焼肉の新たな可能性をぜひとも体感していただきたい。
※写真は筆者によるものです。
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