【浜松市】現役最古!竜ヶ岩洞で密かな人気のローヤルトップ自販機で買ってみた
それは今年(2024年)6月初旬のこと。
浜松市浜名区(旧北区)の竜ヶ岩洞に、某炭酸飲料水の現役稼働最古の自販機があることをSNS上で知りました。
なんでもこの自販機。製造されてから軽く50年以上は経っているとのこと。
そして密かに人気だというのです。
清涼飲料水の名は「ローヤルトップ」。名古屋牛乳が製造販売している、はちみつ入りの炭酸飲料です。
見たい。そしてその自販機からローヤルトップを買いたい!
その思いから、7月初旬の週末に竜ヶ岩洞へ向かいました。
現役最古のローヤルトップ自販機は、ようきた洞の向こう側にある八角堂売店入り口に設置されています。
売店入り口の目印は、「旅のおみやげ屋さん」と描かれた大きな看板。
目当てのローヤルトップ自販機は、入り口のすぐ手前に2台並んでいました。
2台とも本体の色とイラスト等はほぼ同じ。
さてどちらが少なくとも50年は稼働している自販機なのでしょうか。男性が立っている左側がアヤシイ?
…と考えながら近づくと、答えは本体前面に掲示されていて、それは少し背が低い右側の自販機でした。
自販機にはそれぞれ愛称があり、右側は「初号機」、左側は「II号機」と呼ばれているよう。
パッと見たところ2台の違いは本体の高さと、「ローヤルトップ」の文字上の色と星の色くらい…なのかと思いましたが、よく見ると右側の方がボタンの形や小銭の投入口など、なんとなく古めかしい雰囲気です。
そうそう。昔の自販機って、こういう感じだったよね。
右側の自販機前面に掲示されている「初号機」の文字下に書かれた「お願い」によると、この自販機はなんと昭和40年代に作られたもの!
おおおおお。
ということは、昭和49年に作られたものだとしても、今年(2024年)で50年経ってる!!
40年代半ばだとすると、55年!!
しかもしかも、これが現役で販売稼働しているローヤルトップ自販機の中で、最古にして唯一の自販機!!
ローヤルトップ製造販売元の名古屋牛乳で確認済みなのだから、疑いようはありません。
改めて初号機の全面を見ると、6つの購入ボタンのうち、中ほどの3つは売り切れていました。
どのボタンを押しても同じ商品が出てくるのに、真ん中あたりが人気なんだ…。
と、なんとなく納得しましたが、気になったので竜ヶ岩洞スタッフの足代さんに尋ねると
「この自販機の構造上、中ほどの3か所は商品を補充する際に、筐体上部から商品が一気に下へ落ちるんです。
そうすると内部の部品が壊れやすくなるんですよね。
修理すると云っても、この自販機は現存稼働している最古のものなので、部品がなくて修理ができないんです。
そのため、少しでも長く保てるよう、あえて中ほどの3か所は【売り切れ】にしています」
…と教えてくださいました。
そっか…中ほどの3か所が売り切れなのは「あえて」なのね…。納得です。
最古にして唯一の初号機の隣には、令和5(2023)年製の最新型II号機が。
楕円形のボタン、おつり・返却レバー、紙幣挿入口…、うん、今どきのタイプです。
そしてこちらは売り切れなし。どのボタンを押してもローヤルトップが買えます。
買えるけど…
買うならやっぱり初号機がいいな♪
ということで、180円分ぴったりの小銭を1枚1枚「ゆっくりと」投入口へ。
古い自販機は小銭が詰まりやすいんです。
そして販売ボタンを押すと…
ガコン! と、取り出し口にローヤルトップが!
ラベルに描かれたミツバチが可愛い~。
さて、そのローヤルトップの味はというと、
炭酸はそれほど強くなく、けれどしっかりと炭酸飲料(当たり前!)で、はちみつの味がほんのりと感じられ優しい味でした。
甘さもちょうど良い具合で、うん、飲みやすい。美味しい♪
はちみつのほか、ビタミンCやビタミンB2、ビタミンB6も入っているし、夏バテ予防にもなりそう。
これからは竜ヶ岩洞へ立ち寄るたびに買っちゃおうかな♪
そうそう。
ローヤルトップをまとめ買いしたい方は、売店内へどうぞ。
常温ですが10本単位で販売しています。
竜ヶ岩洞を観た後に竜ヶ岩洞洞窟資料館で鍾乳洞のあれこれを学んで、八角堂売店入り口でローヤルトップを飲み、マテリアのジェラートを食べ、足の疲れをようきた洞の足水で癒す。
竜ヶ岩洞で楽しい夏を!
<基本情報>
施 設 名:竜ヶ岩洞
住 所:静岡県浜松市浜名区(旧北区)引佐町田畑193
開館時間:9:00~17:00
駐 車 場:あり(バス25台・乗用車500台)
公式サイト:竜ヶ岩洞の公式サイト (外部リンク)
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