【藤沢市】駅から徒歩45分だけど、鳥の鳴き声しかしない混雑とは無縁の花見スポット『寿昌寺』
【プライスレス藤沢】
~藤沢の魅力を再発見~
藤沢市内で見つけたプライスレスな情報シリーズ。49カ所目は藤沢市用田にある『護法山 寿昌寺(以下、寿昌寺)』です。
お寺は、JR相模線の「門沢橋駅(海老名市)」や「倉見駅(寒川町)」が最寄り駅となる場所。どちらの駅からも3~4キロはあり、徒歩だと45分ほどかかります(近くにバス停はあります)。周辺はとても自然豊かで、風の音と鳥の鳴き声しか耳に入りません。
『寿昌寺』は、護法山と号する用田の字中条にある曹洞宗の寺院。
1613(慶長18)年に創建。開基は用田地区の豪農にして大庄屋として知られる伊東家の伊東孫右衛門祐矩公、開祖は僧・通山です。元遠藤宝泉寺の末寺で、6世悦道が中興の祖とされています。門前の略縁起にあるとおり、大地震(関東大震災)に耐えた数少ないお寺です。
この日、山門の手前からお堂をのぞくと、梅の木に白いものが見えました。もしかして...と思い、参道を進むと…
青空に向かって手を広げたような梅の木が、たくさんの花をつけていました(2023年1月29日撮影)。歴史を感じる古木で、風格があります。
お寺の方にお話をうかがうと『寿昌寺』には数種の梅の木があり、ちょうどこれから見頃を迎えるそう。拝観料などは必要なく、だれでも自由に境内を散策できますとのことでした。
訪問時、境内にいたのは私一人。混雑とは無縁の場所で、梅の花見を独り占めできました(ちなみに桜の木はありません)。たくさん連なる梅林もいいけれど、凛とした1本の梅の木も趣がありますね。
山門から50メートルほど参道を進んだ先には本堂があります。
向かって右側には、かわいらしいお地蔵さんと…
小さな池もあります。
※お寺の池「放生池(ホウジョウチ)」は、捕えた生物を放ち逃がす「慈悲の表れ」を意味するそうですよ。
本堂の左側には永代供養墓があります。
本堂の前から来た道を振り返るとこんな感じ...。
なんだかほっこりとする参道ですよね(梅の木にはメジロがとまっていました)。そして参道を戻る途中、ふと視界に入ったお地蔵さんのような石の彫刻...。ズームしてみます。
16人の釈迦の高弟(修行者)十六羅漢ですね(「十六大阿羅漢」と書かれていました)。表情が豊かでとてもリアル。境内の梅の花とあわせて、こちらもぜひお見逃しなく。
『寿昌寺』の近くには、爆盛りチャーハンの『よなかそば』や、焼き芋屋さん『湘南焼笑群(しょうなんやきしょうぐん)』、焼肉屋さんのお弁当が買える『ざんまい食堂』などがあります。お出かけ前にチェックしてから訪問を。
基本情報
『護法山 寿昌寺』
住所:藤沢市村用田2224
※駐車場有り
取材協力 寿昌寺 様
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