深夜に思わず食べたくなる 福岡中洲の締めラーメン「非豚骨」3軒
豚骨以外のラーメンで締めたい夜もある
なぜか人は飲んだ締めにラーメンが食べたくなるものだ。豚骨ラーメンの街、福岡博多で夜の締めラーメンと言えば、当然豚骨ラーメンというのが定番となる。中洲や天神などの屋台はもちろんのこと、明け方まで営業しているラーメン店も数多くあり、どこも遅い時間まで賑わいをみせている。
福岡随一の夜の街「中洲」で、飲んだ締めに食べるべきラーメンはどんなラーメンなのか。これまで「基本」「定番」と2回にわたって中洲の締めラーメンをご紹介してきたが、今回は敢えて「非豚骨」のラーメンを提供している3軒をご紹介する。中洲の夜はこれを食べなければ終われない。たまには豚骨以外で締めたい夜もあるのだ。
牛の旨味あふれるコプチャンスープ『中洲みょんみょん』
中洲のディープエリア、多門通りに2022年10月オープンしたばかりの新店が『中洲みょんみょん』(福岡県福岡市博多区中洲3-3-8)。こちらは中洲で人気の馬肉専門店『博多肉色』の並びにある姉妹店。ラーメンとお酒が楽しめる「ラーメン居酒屋」として深夜帯に営業している。
「ちゅるちゅる」と呼ばれるラーメンは、牛の小腸などのモツで出汁を取ったスープを使った塩ラーメン。牛の優しい旨味が広がるスープに、太い縮れ麺を合わせている。海苔と大葉だけのシンプルな「かけラーメン」に具材を追加でトッピングして、自分好みの一杯にカスタマイズする楽しさも。月替りのトッピングなどがあるのも嬉しい。
すっきりとした味わいのクリア豚骨『豚そば 月や』
中洲大通りで一際目立つ大きな看板を掲げた店が『豚そば 月や』(福岡県福岡市博多区中洲2-6-9)。こちらは市内外に店舗展開する『支那そば 月や』の別業態として、2018年に中洲錦小路に開業。一躍「クリア豚骨」で人気を博し、2022年9月に歩いて1分足らずの場所に移転したばかりだが、早くも行列が出来る人気ぶりだ。
透明な豚骨スープにしなやかな細麺、具材はチャーシューのみとシンプルな一杯は、飲んだ締めにピッタリのさっぱりとした味わい。添えられてくる酢橘を途中で絞ることで、さらに爽やかな味の変化を楽しむことが出来る。2020年より東京広尾にも出店しているが、2023年4月には銀座へ移転オープンする予定だ。
深みのある味噌ラーメン『博多味噌 流れ者』
中洲大通りのランドマーク、中洲警部交番に程近い場所に2022年7月オープンしたのが『博多味噌 流れ者』(福岡県福岡市博多区中洲3-3-5)。こちらは福岡でも数少ない味噌ラーメンの専門店。味噌ラーメンやオロチョンラーメン、酸辣湯麺などをメニューに揃え、明け方まで営業している。
福岡をはじめ九州産の味噌や素材を使った味噌ラーメンを作りたいというコンセプト。丸鶏と野菜の旨味が抽出されたスープに、九州産味噌を使ったオリジナルの味噌ダレが見事に調和。人気製麺所『製麺屋慶史』による中太縮れ麺とよく絡む。刻みニンニクを溶かしてガツンとした味わいで楽しむのもオススメだ。
他にも豚骨や魚介豚骨、醤油に辛麺など中洲の夜のラーメンはよりどりみどり。今回ご紹介した3軒はいずれも深夜から明け方まで営業しているが、酔いが回る前に営業時間を念のため確認してから足を運んで頂きたい。
※写真は筆者によるものです。
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