白菜は体を冷やす?意外と知らない効果と体質別の上手な使い分けレシピ【冷え症・高血圧・ダイエット】
白菜の美味しい季節になりました。お鍋はもちろん、スープやサラダなど、秋冬は白菜を使う料理がたくさんありますよね。でも、白菜は体を冷やす効果があるので、冷え症の人は食べ方には注意が必要です。
そこで今回は、意外と知られていない白菜の効能と目的別の使い分けレシピを紹介します。
冷え症の方は生の白菜は注意
漢方の教えを食に活かした薬膳では、白菜は体を冷やす働きです。ほてりを冷ますほか、胃腸の働きを高める効果があるので、暑がりの人や胃もたれのしやすい方におすすめです。
体を冷やす効果については、サラダなどの生で食べた時に感じた方もいるかもしれませんが、多食すると実感するほど冷えるので、冷え症の人は生の食べすぎは注意です。体の冷やす効果については生食の場合で、温かい鍋やスープでは体全体が温まるので、冷え症の人でも安心して食べられます。冷え症の方はサラダや浅漬けは控えて、加熱して食べるようにしてくださいね。
一方、暑がりの人やのぼせ感がある場合には、白菜の生食はおすすめです。また顎を動かして噛んで食べることが、ストレスの緩和にもつながるので、イライラしやすい方にもおすすめです。暑がりの方、ストレスの多い方は、サラダや浅漬けなどで食べるようにしてくださいね。
低カロリーでダイエットむき
白菜は100gで13Kcalと非常に低カロリーで、白米と比べると10分の1以下です。また食物繊維も非常に多く、整腸作用や満腹感を促してくれます。ダイエット中の方やお腹周りのお肉が気になる方も安心して食べることができます。夕食などは白菜を多めに、白米の量を減らすとダイエットにいいですよ。
高血圧予防にもおすすめ
白菜はナトリウムを排出するカリウムを多く含んでいます。このため高血圧の予防にも有効です。また利尿効果もあるので、むくみやすい人にもおすすめの食材です。
糖質は、ごはんの20分の1程度で、同じ結球野菜のキャベツと比べても半分です。糖質が気になる方は、キャベツ鍋よりも白菜鍋のほうがおすすめです。
体質別おすすめレシピ
体質や症状別の白菜のレシピを紹介します。どれも簡単なものばかりなので、ぜひレパートリーに入れて、旬の白菜を楽しんでくださいね。
冷え症の人⇒ピリ辛うどん
ピリ辛で味付けをしたうどん。唐辛子のカプサイシンには体を温める効果があります。食べると体がぽかぽか温まるアレンジうどんです。
暑がりイライラ⇒白菜とちくわのサラダ
白菜のシャキシャキの食感を楽しむサラダ。顎を動かして食べることが、ストレスの軽減にもつながります。たくさん食べても低カロリーです。暑く感じる時やイライラする時は、ぜひたくさん食べてくださいね。
ダイエット中の人⇒包まない!白菜でかさましのワンタンスープ
たっぷりのお野菜がとれて満腹感の高いスープです。ワンタンは包まないので、とっても簡単です。野菜のかさましで、お腹いっぱい食べても低カロリーで、栄養バランスが整うスープです。
高血圧予防⇒カニカマと春雨スープ
塩分控えめで、低カロリーの春雨と合わせたヌードル。レンジ加熱だけでできるので簡単で、小腹も満たしてくれますよ。
まとめ
白菜は、生食では体を冷やす効果があるので、冷え症の方は量の調整が必要です。冷え症の方・寒がりの方は、加熱して生姜や唐辛子をプラスして食べてくださいね。
暑がりの方、顔がほてる方、イライラしやすい方には、生食がおすすめです。サラダや浅漬けなどを食べて、高ぶった気持ちや体をクールダウンさせてください。
体質によって、使い分けて、旬の白菜を楽しんでくださいね。