ラグビー五郎丸選手が引退会見(全文1)35歳まで第一線で戦い抜くと決意して契約
ヤマハにこだわり続けた理由は
浜松エフエム放送:浜松エフエム放送の小川です。よろしくお願いします。五郎丸選手に伺いたいんですが、22歳のときに数あるチームの中でヤマハに決めた理由を、以前伺ったときにどのチームよりも先に声を掛けてくれたっていうことをおっしゃっていたんですが、あらためてその答えを聞きたいということと、ヤマハというチーム、2009年、リーマンショックでチーム縮小という時期があって、そのときにいろんな決断があったと思うんですが、五郎丸選手はヤマハに残ることを決意され、そして最後もヤマハで終わるという、五郎丸選手がヤマハというチームにこだわり続けた理由をぜひ聞かせてください。 五郎丸:このチームを選んだのは、先ほどおっしゃっていただいたとおり、まずは一番に声を掛けていただきました。そしてこのチームが、当時まだ優勝したことがなかった、そんなチームでしたので、そんなチームに自分が入って、みんなと切磋琢磨する中で、そのチームが取ったことのない日本一というタイトルをみんなと共に取りたいといった決意を持って、このチームを選びました。そういった強い気持ちを持っていたからこそ、リーマンショックでプロ契約廃止というふうになってしまいましたけども、このチームにとどまり、痛みを分け合い、そしてこの日を迎えたといったことになりますかね。 浜松エフエム放送:ありがとうございます。 司会:続いてお願いします。ではSBSさん、どうぞ。
引退を決断した理由は
SBSテレビ:SBSの桑原です。先ほどインタビューの中で、戦う気力と体力がもう1シーズンしか残っていないというお話がありましたが、本当に悩まれたと思います。一番、特に具体的に引退を決断した理由と、もう1つは、静岡に来られてもう10年以上たったと思うんですが、静岡にいて特に幸せを感じたことについて教えてください。 五郎丸:引退を決意したタイミングは先ほどお話しさせていただいたとおり、もう契約をしたときから、この35歳という年を迎えるときに引退をしようといった決意を持ったのが理由の大きな1つです。12年ですかね、13年ですかね、その気持ちは変わらなかったといったところです。静岡に来て、はや13年目になりますけども、幸せに感じること。もう日常が僕の中にとっては非常に幸せなことですね。練習に向かう車もそうですし、食べるものがおいしかったり、海が近かったり、本当にこの日常の中から癒やしをくれる、そんな人々、町だというふうに感じております。 SBSテレビ:ありがとうございます。 司会:桑原さん、ごめんね。マイクのスイッチを入れてもらっていいですか。 SBSテレビ:あ、ごめんなさい。35歳での引退というのは、自分のパフォーマンスがどうであれ、もう35で決めていたということでしょうか。 五郎丸:そうですね。選手としても35まではやりたいという思いは、自分のパフォーマンスが出せる年はおそらく35であろうといった思いが強かったように思います。 SBSテレビ:ありがとうございます。 司会:はい、片山さん、どうぞ。