ラグビー五郎丸選手が引退会見(全文1)35歳まで第一線で戦い抜くと決意して契約
「自分らしく」とは?
静岡朝日テレビ:静岡朝日テレビの片山と申します。お疲れさまでした。ブログの中で、12月9日に更新したブログの中で、「ラストシーズン自分らしく!!」という言葉がとても印象に残りました。自分らしくとは、どういったプレーをファンの方に見せることだと思っていますでしょうか。 五郎丸:私自身は力強さ、そういったものを自分のモットーとしてますし、また「日々の努力、夢への近道」という言葉を非常に大事にしていますけども、試合のときだけではなく、試合に対しての準備といった日々の生活の中での準備というものもしっかりと大事にしながら、試合に向けて、ラストシーズンに向けて努力していきたいなというふうに思います。 司会:では後ろの方、よろしいですか。
実際に35歳を迎えてどう感じているのか
NHK:NHKの【ホサカ 00:13:42】といいます。五郎丸選手にお聞きしたいんですが、35歳というのを決めていたということで、実際、自分が35歳になる年、今迎えて、まだ現役でできるかどうかっていうのは、ご自身ではどう感じてますか。実際35歳を迎えるに当たって。 五郎丸:どうでしょうね。自分に気持ちがなければ、感情がなければできると思います。アスリートというのは体力だけではなくて気力というものも非常に大事になってきます。そういった気力の部分が自分の中で衰えていることを感じ、この35といった節目で自分が現役を退くことが、自分にとっても周りにとってもベストだというふうな決断に至りました。 NHK:ありがとうございます。もう1点聞きたいんですけれども、この今までのラグビー人生の中で、やはり一番思い出に残っているシーンでしたり、思い出に残っている瞬間というのがあれば教えてください。 五郎丸:もう32年もラグビーをしてると一番というものを選べなくなる年になってくるんですけども、やはり日本のラグビーの歴史を変えた、あの南アフリカ戦というものは本当に心にも残ってますし、また、その次の試合で迎えましたスコットランド戦、ここで大敗したことも自分の中では思い出の1つですし、ヤマハのチームとして入替戦を戦った、そういったゲームも自分の中では一番です。もう一番を選ぶというのは非常に難しいです。全ての試合、全ての練習、そういったものが自分の中ではもう一番ですから、一番を選ぶことはできません。 NHK:ありがとうございます。 司会:ではテレビ静岡さん、お願いします。