ラグビー五郎丸選手が引退会見(全文2)1人がフォーカスされることには違和感
2015年ラグビーW杯イングランド大会日本代表の五郎丸歩選手は16日午後、浜松市内で記者会見を開き、来年1月に開幕するトップリーグを最後に現役を引退すると表明した。 【動画】ラグビー五郎丸選手が引退表明「全力で走り抜けた」 来年1月開幕リーグ最後に(2020年12月16日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「ラグビー五郎丸選手が引退表明「全力で走り抜けた」 来年1月開幕リーグ最後に(2020年12月16日)」に対応しております。 ◇ ◇
引退後、取り組みたいことは
司会:ありがとうございます。続きまして東京の【ヨシダ 00:19:55】さんからですね。引退後、ラグビー関係で取り組みたいこと、または貢献したいこと。いかがでしょう。 五郎丸:先ほども自分の口から言いましたけれども、引退後のことについては引退後にしっかりと考えていきたいというふうに思います。 司会:続きまして、引退後ラグビー以外で取り組みたいこと。 五郎丸:先ほども言ったとおりでございます。 司会:同じですね。そしてヨシダさんからは、常々ラグビーを文化として日本に根付かせたいと語っていましたけども、その達成度はどう感じられていますか。 五郎丸:皆さんのおかげで本当にアジア初開催となりましたワールドカップがこれだけの成功をしたことというのは、ラグビー界にとって本当に大きなことだったというふうに感じております。このワールドカップが去ってしまったあとのシーズンというのは非常に大事なシーズンではありましたけども、新型コロナウイルスの影響を受けまして、6試合ですかね、6試合戦ったあとに中断、それから終了となってしまったことは非常に残念に思いますけども、1月16日に開幕しますトップリーグで皆さんの期待に応えられるようにラグビー界を挙げてしっかりと頑張っていきたいと思います。
W杯出場までの苦労や葛藤を教えて
司会:ありがとうございます。続きまして東京スポーツですね。五郎丸選手が2005年に初代表に選出されて以降、ワールドカップの舞台に立つ前に約10年掛かったわけですが、その間に苦労したことや葛藤があったかどうか教えてください。 五郎丸:ワールドカップまでは本当に縁がない人間でしたけれども、エディーヘッドコーチという素晴らしいヘッドコーチに縁があり、呼んでいただいたことにより、自分が3歳から続けてきたラグビーというものに対して大きく貢献できたことを本当にうれしく思います。 司会:ありがとうございます。続きまして西日本新聞さん。福岡で過ごした小学校、中学校時代から変えなかったこと、貫き続けていることはありますでしょうか。 五郎丸:先ほども言いましたけれども、「日々の努力、夢への近道」といった言葉が自分にはぴったりかなというふうに思います。3歳からラグビーを始めて、小学校4年のときにはラグビーをいったんやめ、4、5、6とサッカーを始め、またラグビーに戻るわけですけれども、あまり先のことを考えずに目の前の与えられたこと、与えられた環境で、1つ1つ積み上げてきた結果が今につながっているというふうに思っております。 司会:そしてもう1つですね。2015年のワールドカップを機に、五郎丸選手に憧れてラグビーを始める地元の子供たちが増えました。彼ら、彼女らに、ラグビーを続ける、ワールドカップ出場を目指す上でアドバイスやメッセージがあったらお願いします。 五郎丸:まずラグビー選手として日本代表のジャージーを着たいといった子供たちが多く増えていることに、まずはうれしく思います。2015年のラグビーワールドカップを戦う前は、そういった子供たちも少なく、そういった環境を変えたいといってチーム一丸となって、2012年に始まりましたエディージャパンの、非常に過酷なトレーニングでしたけれども、そのトレーニングを4年しっかりと耐え抜き、1つ憧れの、ラグビーというものを憧れの舞台にステージを上げれたことを非常にうれしく思っております。また、2019年におきましても、私は出場しませんでしたけれども、彼らが本当にラグビーの魅力、スポーツの魅力というのを多くの方々に発信してくれたというふうに思っております。