ラグビー五郎丸選手が引退会見(全文1)35歳まで第一線で戦い抜くと決意して契約
最後のシーズンの目標は
テレビ静岡:テレビ静岡の小松と申します。よろしくお願いします。最後に臨むシーズンになるとは思うんですけれども、もちろん下の選手たちに残したいものですとか、こういう景色を一緒に見たいなとか、そういったシーズンに対しての思いというのを聞かせてもらえますか。 五郎丸:下の子たちに残すといった考えはまったく今のところはないですね。同じ現場、同じフィールドで生きている人間ですから上も下もないですし、そんな彼らとまずはレギュラーを争う、それがプロ選手としてやるべきことだというふうに感じております。 テレビ静岡:もう1点だけ、失礼します。当然その切磋琢磨する仲間たちとまだ見ていない景色もあると思うんですけれども、その目標という部分も聞かせていただけますか。 五郎丸:ヤマハ発動機ジュビロとしまして初めて日本一を取ったタイトルというのが日本選手権でございます。1月16日から開幕しますトップリーグ、このタイトルはまだ取れておりません。このタイトルを取ることが、またこのチームが1つも2つもステップアップする大きなタイトルだと思いますので、まずはここにしっかりと集中して頑張っていきたいなというふうに思います。 テレビ静岡:分かりました。ありがとうございます。
早大時代で一番思い出に残っていることは
司会:ではいったん今度は、オンラインでご参加いただいている記者の皆さまからの質問をご紹介したいと思います。まず最初、「Number」編集部さんからいただいています。早稲田大学時代、一番思い出に残っていること。そして2023年のワールドカップで日本代表に期待していること。この2つ、お願いいたします。 五郎丸:皆さん、一番が知りたいんですね。難しいんですよね、一番を選ぶっていうのはね。早稲田大学時代、早稲田大学に入学するまでは日本一というタイトルを個人としましても経験したことなかったので、まずは大学1年で初めて日本一を取ったあの瞬間というのは非常に特別な瞬間でもございましたし、また、その翌年の日本選手権で社会人リーグ、トヨタ自動車に勝ったこと、そのことというのは、あのワールドカップ2015年に大きくつながっているというふうに思います。 また、2022年のワールドカップに期待することですけれども、もう対戦相手も決まりましたし、何かの縁でエディー・ジョーンズヘッドコーチ率いるイングランドと対戦が決まったということは何か宿命というものを感じます。ラグビーが生まれたイングランドという素晴らしい国に勝利することで、また日本のラグビーの価値、スポーツの価値というものが高まっていくと思いますので、そこを最大のターゲットとして後輩たちには頑張ってほしいなというふうに思います。 【書き起こし】ラグビー五郎丸選手が引退会見 全文2に続く