【ABC特集】創業70年 高架下のかき氷屋さんの“最後の夏” 耐震補強工事で立ち退きへ 夫婦二人三脚で走る日々に密着
すると・・・。 （女性）「ごちそうさまです」 （大西さん）「ああ、どうも」 （女性）「ありがとうございます。お店閉めるって聞きました」 （大西さん）「そうやね。もう終わっちゃうね」 （女性）「びっくりしました。いつも（店が）あってくれるのが当たり前になってたんで。寂しいです、めちゃくちゃ」 （恵子さん）「年末まで（お店）ありますから、どうぞ」 （女性）「週に1回は絶対来ます」 （恵子さん）「ほんとかな」 （女性）「（私のこと）覚えててください。ははは」
（女性）「おいしいな」 （女性）「キメが細かいよね」 （女性）「お茶の香りがして好きやから、ここ来たら宇治金時しか食べないから。いつまでたっても変わらない味やからね」 大西啓公（ひろまさ）さん、76歳。妻・恵子（けいこ）さん、71歳。 （恵子さん）「普段のまま、最後までいけたらいいなと思います、商売ね。最後まで勤めあげたいなと思います」 （大西さん）「やるだけやらな、悔いが残ったらあかんから、やるだけのことをやるだけ。毎日ね、一生懸命やるだけ。うん・・・」 年末に幕を下ろす『高架下のかき氷屋さん』。最後の、その日まで。大西さん夫婦は、走ります。
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