大阪市・松井市長が定例会見4月7日(全文1)1日1万人の陽性者を想定した保健所体制構築へ
補修した上で使う避難施設はあるのか
朝日放送テレビ:ABCの【オザキ 00:10:18】です。では今の説明に関して概括的に幾つか聞かせてください。1つは国民保護法に基づく避難施設の件ですけども、このタイミングでというのはかなり、やはりウクライナもあって危機意識というのが背景にあってのことなのかなとは思うんですが、どうでしょう。これは新たにこういう避難施設に関して、例えば改修したり、なんか補修したりとか、そういう手当てをした上で使うようなところというのはあるのでしょうか。 松井:まずこの時期というのは市民の方、僕自身が周りの方から、もしああいうミサイルが飛んできたらどこへ避難したらいいのという、そういう問い掛けがありました。大阪市では先ほど申し上げたように600カ所以上の避難施設、避難場所を指定してるんですけど、これが、なかなか知らない方が多い、情報が伝わっていないと。まずはOsaka Metroの地下駅、駅舎全てが、これ、避難場所として指定しております。これはミサイルの種類、規模、こういうものによって構造的な部分は大きく異なりますけれども、地下とか堅牢な建物については、核兵器は無理ですけど、ある一定の破壊力を持ったそういうミサイルであれば命を守れる可能性が高くなるという判断をしています。 このことで、今申し上げたようにミサイルの種類や爆破力、これがもう異なるので、どこまでじゃあ改修すればというのは、なかなかこれは判断できない、基準がありませんので、追加で今、補強や整備ということは考えてはおりません。日本の構造物というのは、日本は地震がある国ですから、他国と比べれば基礎部分の強度というのは非常に高いレベルにありますので、地下街っていうところでぜひJアラートによる、そういう避難指示が出た場合は速やかに避難してもらいたいと思っています。
「エコチル」はどんな使われ方を期待するのか
朝日放送テレビ:ありがとうございます。続いてなんですけれども、コロナ第7波に向けた保健所体制っていうことですが、ペーパーでは5月初旬本格稼働というような文言もありますけども、これはちょっと確認になるかもしれませんが、すでに今の段階でも第7波の予兆というようなことを言う人も出てきています。どうでしょう。時期的なことで言いますと、事態に応じてかなり前倒しということはありうるんでしょうか。 松井:体制強化は本格稼働が5月初旬となりますけども、4月中の感染拡大に備えてコールセンターの一般相談を、一部前倒しをして開始するとともに、状況に応じて、現在の民間派遣や職員、これを可能な限り第6波以上に増員してまいります。ファーストタッチのさらなる重点化、効率化については国通知の方針、これに沿って感染状況に応じた重症化リスクの絞り方、絞り込み方などについて検討しているところです。 朝日放送テレビ:分かりました。そして最後の環境教育に関しても伺いたいのですが、これ言ってみれば児童全員に届くようなものが、「エコチル」というのが出てくるということのようですけども、実際、市長としてはどんな活用の仕方、例えば授業で使ったりとか、どんな使われ方っていうのを期待されてますか。また、関連してイベントとかで盛り上げていくようなお考えはありますか。 松井:これ、授業として使うかどうかっていうのは学校の判断ですけど、ホームルームとかそういうところで、せっかく全ての児童にこの「エコチル」が配布できるわけですからね。環境の意識を高めてもらう、子供たちに。そのためにもホームルームとか、それから道徳の時間とか、そういうところを使ってぜひ有効に活用をしてもらいたいと、こう思ってます。 朝日放送テレビ:はい、幹事社からは以上です。 司会:次の質問をお受けします。関西テレビさん。