大阪・吉村知事 府内のコロナ感染者数「少し増えつつある傾向がみられる」
「今後急速に「BA・2」置き換わりが進むだろう」
大阪・吉村知事 府内のコロナ感染者数「少し増えつつある傾向がみられる」
大阪府の吉村洋文知事は6日午後、大阪府庁で定例記者会見を開き、大阪府内の新型コロナウイルスの感染者数について「少し増えつつある傾向がみられるのが現状」と述べた。また、オミクロン株よりも感染力が強いとされる派生型「BA・2」については「直近1週間で50%と置き換わりが進んできている。この傾向はその後も続くとおもうので、今後急速に置き換わりが進むだろうと思っている」とも述べていた。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年4月6日)
20代~30代の感染者数が少し増えている
会見によると、大阪府内の感染者数について吉村知事は「下げ止まりの状況となっている」と話した。しかし「BA・2への置き換わりや、年度替わりの人の動きが関連してか、少し増えつつある傾向がみられるのが現状」と説明した。 感染者の内訳をみると、20代~30代の感染者数が少し増え、10代と40~50代については少し下がっている傾向だという。 大阪府の病床については、6日現在の重症病床の使用率が10%前後、軽症・中等症の病床使用率が28%となっているという。
府内のBA・2への置き換わり状況については、毎週スクリーニング検査を行っており、検査推移をみると、3月14日から20日までの割合は20%だったが、翌週には38%から40%に。直近1週間では50%に置き換わりが進んできているという。吉村知事は「この傾向はその後も続くとおもうので、今後急速に置き換わりが進むだろうと思っています」と話している。