夏休みの自由研究が、世界的発見へ――ニホンオオカミの論文を書いた小学生の探究心 #令和の子
Yahoo!ニュース オリジナル 特集
解説私は探究的な学びに長く関わっていますが、従来型の学びとの大きな違いの一つは、「正解のない問い」を扱うところにあります。正解がある学習領域ではどうしても知っている大人にかないませんが、正解のない問いに対する観察や推測、発見については、先入観のない子どものほうが大人よりも可能性があると感じるシーンは少なくありません。 また、私も授業やイベントでかなり難解な哲学や科学を扱いますが、難しい概念でも意外にスッと理解できる小学生は多いものです。大人が勝手に難しいと判断したり、教科書ベースで既習かどうかで判断したり、子どもあつかいするのではなく、可能性を感じて一緒に考える姿勢や、探究活動をナビゲートしサポートする関わりが、子どもの可能性を伸ばし、大きな発見につながるのだと思います。
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1995年より教育・アート・ジャーナリズムの現場でパラレルキャリア×プレイングマネージャとしてのキャリアを積み、1つの専門分野では得にくい視点と技術の越境統合を探究するアルスコンビネーター。2万人を超える直接指導経験を活かし「受験×探究」をコンセプトにした学習塾『知窓学舎』を運営。主宰する『教養の未来研究所』では企業や学校と連携し、これからの時代を豊かに生きるための「リベラルアーツ」と「日常と非日常の再編集」をテーマに、住まい・学校職場環境・サードプレイス・旅のトータルデザインに取り組んでいる。近著『正解のない教室』(朝日新聞出版)◆ご依頼はこちらまで:yahagi@aftermode.com