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矢萩邦彦

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アルスコンビネーター/知窓学舎塾長/多摩大学大学院客員教授

報告

見解私は不登校当事者で、現在も運営する私塾などで複数の不登校生と関わっています。「不登校が休養や自分を見つめ直す機会になるとの認識が保護者間で広がった」というのは確かにそうなのですが、その機会にできていないケースの方が多く、実際何をしたらいいのかが分からないという保護者が大半です。また不登校の場合家族関係が良い場合もあれば悪い場合も有り、家族と学校だけでは解決できないことも少なくありません。 小中学生が1人で「自分を見つめ直す」ことには無理があります。一方で不登校の生徒が、塾ではやる気があったり、うまくやっていたりすることもあります。少しでも環境を変えたり、複数の居場所を持つこと、また多様な価値観の大人との関わることで主体性や自己肯定感が変容する機会を積極的につくりたいところです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 石井しこう

    不登校ジャーナリスト

    見解不登校状態の表層だけを見れば『やる気が出ない』と感じるかもしれません。いじめや特性が合わずに学校生活…続きを読む

  • 不破雷蔵

    「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者

    補足元々「不登校」は同調査の限りでは2013年度、特に2017年度以降増加傾向があり、コロナ禍で加速して…続きを読む

コメンテータープロフィール

矢萩邦彦

アルスコンビネーター/知窓学舎塾長/多摩大学大学院客員教授

1995年より教育・アート・ジャーナリズムの現場でパラレルキャリア×プレイングマネージャとしてのキャリアを積み、1つの専門分野では得にくい視点と技術の越境統合を探究するアルスコンビネーター。2万人を超える直接指導経験を活かし「受験×探究」をコンセプトにした学習塾『知窓学舎』を運営。主宰する『教養の未来研究所』では企業や学校と連携し、これからの時代を豊かに生きるための「リベラルアーツ」と「日常と非日常の再編集」をテーマに、住まい・学校職場環境・サードプレイス・旅のトータルデザインに取り組んでいる。近著『正解のない教室』(朝日新聞出版)◆ご依頼はこちらまで:yahagi@aftermode.com

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