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山崎俊輔

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フィナンシャル・ウィズダム代表/お金と幸せについて考えるFP

報告

見解私は「条件付き賛成」です。老齢年金制度の保険機能というのは「働いて十分な収入を得られなくなった人の所得を保障する」ことであって、X歳になったからもらうことではないからです。 現実には法律に落とし込む際に「65歳」とされているわけですが、健康寿命が日本(74歳)よりはるかに低いアメリカ(66歳)が、年金受給開始年齢を67歳にしているわけで、日本はむしろ早いくらいです。 とはいえ、67歳あるいは70歳まで年金ゼロ円とすることは難しいでしょうから、「働いて所得が現役世代の平均年収をはるかに上回っている人(例えば1.5倍とか)」「家賃収入や配当収入が、現役世代の平均年収をはるかに上回っている人」の公的年金の受取額を段階的に停止するのは検討してもいいのではないでしょうか。 できれば、「やるかやらないか」ではなく「いくらで線を引くか」のほうを明確化する議論に時間を割いて欲しいと思います。

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    エコノミスト/経済評論家

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  • 不破雷蔵

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コメンテータープロフィール

山崎俊輔

フィナンシャル・ウィズダム代表/お金と幸せについて考えるFP

フィナンシャル・ウィズダム代表。お金と幸せについてまじめに考えるファイナンシャル・プランナー。「お金の知恵」を持つことが個人を守る力になると考え、投資教育家/年金教育家として執筆・講演を行っている。日経新聞電子版にて「人生を変えるマネーハック」を好評連載中のほかPRESIDENTオンライン、東洋経済オンラインなどWEB連載は14本。近著に「『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」「共働き夫婦お金の教科書」がある。Youtube「シャープなこんにゃくチャンネル」 https://www.youtube.com/@FPyam

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