補足容疑者は、サウジアラビア出身の50歳の精神科医だ。 独内務大臣は、彼はイスラム教恐怖症(嫌い)で、ドイツのイスラム化の危険性を訴えている人物だと述べた。 容疑者は以前、メディアのインタビューに答えた事がある。イスラム教を捨てた事で脅されていると言い、自分を「サウジの無神論者」と表現。「サウジの若者、特に女性はサウジの体制だけでなく、イスラム教からも逃げて」おり、厳格なイスラム教育が「すべての問題の原因」と主張した。 独社民党党首は、彼は極右政党「ドイツのための選択肢」やイーロン・マスクの支持者と判明したと独紙に答えた。 極右政党支持者は、基本的にはキリスト教文化がアイデンティティの白人ばかりだが、たまに違う人が混ざっている。驚くが事実だ。各個人のアイデンティティの不安ゆえ、という解説を聞いた事がある。今回の事件はそういう背景かもしれない。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
フランス・パリ在住。追求するテーマは異文明の出会い、平等と自由。EU、国際社会や地政学、文化、各国社会等をテーマに執筆。ソルボンヌ(Paris 3)大学院国際関係・欧州研究学院修士号取得。駐日EU代表部公式ウェブマガジン「EU MAG」執筆。元大使のインタビュー記事も担当(〜18年)。編著「ニッポンの評判 世界17カ国レポート」新潮社、欧州の章編著「世界で広がる脱原発」宝島社、他。Association de Presse France-Japon会員。仏の某省機関の仕事を行う(2015年〜)。出版社の編集者出身。 早稲田大学卒。ご連絡 saorit2010あっとhotmail.fr