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三牧聖子

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同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

報告

解説容疑者のSNSの投稿を追跡したところ、近年は移民排斥などを訴えるドイツの右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」を支持し、ドイツの難民政策を批判していた。 ちょうど昨日、そのアメリカ政治への影響力からドナルド・トランプ次期大統領と肩を並べる「共同大統領」とすら呼ばれている実業家のイーロン・マスク氏が、AfDへの支持を表明したタイミングでもあった。マスク氏は極右活動家ナオミ・ザイブト氏の動画をXでリポストし、「AfDのみがドイツを救うことができる」と書き込んだのだ。現在マスク氏のXでの影響力・拡散力は、トランプ氏、さらにはアメリカ議員全体の合計をしのぐともいわれており、SNSの容疑者への影響を指摘する声もある。今後のさらなる背景の解明が待たれる。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 今井佐緒里

    欧州/EU・国際関係の研究者、ジャーナリスト、編集者

    補足容疑者は、サウジアラビア出身の50歳の精神科医だ。 独内務大臣は、彼はイスラム教恐怖症(嫌い)で、ド…続きを読む

コメンテータープロフィール

三牧聖子

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

アメリカ政治・外交、国際関係論、平和研究。東京大学教養学部卒、同大大学院総合文化研究科で博士号取得(学術)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、米国ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学研究員、関西外国語大学助教、高崎経済大学経済学部国際学科准教授を経て2022年より現職。著書に『戦争違法化運動の時代-「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(名古屋大学出版会、2014年)共訳・解説に『リベラリズムー失われた歴史と現在』(ヘレナ・ローゼンブラット著、青土社)。

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