年末の渋谷、大荒れ 路上飲み横行…気温5℃で路上寝 十数人でケンカ 救急車搬送も
All Nippon NewsNetwork(ANN)
忘年会シーズン真っ只中の渋谷を取材すると、アルコールを飲みすぎて路上寝する人や、十数人の若者のけんかに警察が駆け付けるなど夜の街は大荒れとなっていました。 ■続々と路上飲み 「クラブの中はうるさい」 深夜の繁華街に響く「路上飲み」をする人たちの叫び声。 路上飲酒する外国人 「うまく隠せば、ばれない」 路上には、至る所に泥酔している人がいます。さらに警察が出動し、辺りが騒然となるトラブルもあります。忘年会シーズン。緊迫する渋谷を取材しました。 午後6時すぎの渋谷スクランブル交差点です。忘年会シーズン真っ只中の週末とあって、多くの人でにぎわっています。 会社の元同期3人組(30代) 「今日は同期飲み」 「彼女らは昼から飲んでいる」 「楽しむぞー!」 忘年会などでお酒を飲む機会も増えるこの季節。繁華街には多くの人が訪れる一方で、深刻さを増す問題もあります。 コンビニの前ですが、路上飲酒している人がたくさんいます。グループが3組ほどいます。 区の条例で禁止されている路上飲み。2次会の代わりに「ちょっとだけ」などと、路上で立ち飲みする人たちが後を絶ちません。 深夜1時ごろ、終電の時間が過ぎると、路上飲みはさらにヒートアップ。 お酒を片手にコンビニの入り口をほぼ占拠する人たち。路上にまではみ出すその多くは外国人です。辺りには酒の瓶やごみが散乱していました。 路上飲酒する外国人 「(年末など)楽しい時期はめちゃ来る。クラブの中はうるさい。(路上は)人が集まり出会いやすい」 路上飲酒の取り締まりも、悪知恵で巧みにかいくぐるといいます。 路上飲酒する外国人 「俺の作戦はコーヒー・お茶・レモネード(の容器に)ウィスキーを入れる。何も言われない。皆缶のまま飲む。俺はしない」 夜が更けるにつれ、渋谷の街は無法地帯と化してきました。 ■交番の前で小競り合い 警察官が仲裁 忘年会シーズン真っ盛りの週末の深夜、渋谷の街にけたたましいサイレンが響き渡ります。 路上で女性が倒れています。消防隊の呼び掛けにも応じていない様子です。女性はストレッチャーに乗せられ、間もなくして搬送されました。 この時の気温はおよそ5℃。寒空の下、街のいたる所に泥酔する人たちが。 男性 「(Q.大丈夫ですか?風邪ひきますよ、ここで寝ると)…」 「(Q.(始発まで)まだ3時間くらいあるけど…)がんばります、どうにかして」 「(Q.ここで頑張る?)いや、起きると思う」 「(Q.早めに動いた方が風邪ひいちゃうので)ありがとうございます」 男性はその後、この場所からいなくなりました。 交番の目の前で言い争いが始まりました。 警察官 「路上で暴れないでください。けがしないうちに帰ってください」 互いが胸倉を小突くなど、若者グループ十数人が小競り合いとなる騒ぎに。警察官が仲裁に入り、およそ10分。ようやく騒ぎは収まり、若者たちはそれぞれ立ち去りました。 (「グッド!モーニング」2024年12月22日放送分より)
テレビ朝日