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中村智彦

中村智彦認証済み

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神戸国際大学経済学部教授

報告

見解観光庁が2020年に公開した資料によれば、旅館業で経営が順調なのは全体の約2割に過ぎず、約3割は事実上、債務超過状態、残りの約5割も設備投資などが不十分だとしており、旅館業を取り巻く経営環境は非常に厳しいことが理解できます。  しかし、国内の観光需要の高まりやインバウンド誘致によって、老朽化した施設のリノベーションや地場産品を用いた料理の提供などに加え、SNSなどを用いた広報戦略で、新たな旅館経営に取り組む人たちも増えています。  スザンヌさんのような若い世代が取り組むことで、新しい顧客を取り込める可能性もあり、今後に期待したいところです。

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  • 秋元祥治

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コメンテータープロフィール

1964年生。上智大学卒業後、タイ国際航空、PHP総合研究所を経て、大阪府立産業開発研究所国際調査室研究員として勤務。2000年に名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程を修了(学術博士号取得)。その後、日本福祉大学経済学部助教授を経て、神戸国際大学経済学部教授。関西大学商学部非常勤講師、愛知工科大学非常勤講師、総務省地域力創造アドバイザー、京都府の公設試の在り方検討委員会委員、東京都北区産業活性化ビジョン策定委員会委員、向日市ふるさと創生計画委員会委員長などの役職を務める。営業、総務、経理、海外駐在を経験、公務員時代に経済調査を担当。企業経営者や自治体へのアドバイス、プロジェクトの運営を担う。

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