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天野和利

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時事通信社・昆虫記者

報告

補足たしかこの会社は、生産性が高い南方系のフタホシコオロギを使っていたと思います。四国で自然に繁殖していないとすれば、経営破綻でこのコオロギが野外に流出し、環境に適応してしまったら生態系上問題があるかも。まあ、外来のコオロギは爬虫類の餌などとして、あちこちで売られているので、既に各地に拡散している可能性があり、メジャーな害虫ではないので、過剰に警戒する必要はないかも。もともと長野県などには、イナゴ、蜂の子、ザザムシなどの伝統的昆虫食があるので、わざわざ外国産を導入しなくてもよかった。人口減で食料不足の懸念が深刻ではない現状なので、生産性にこだわって外来昆虫を入れることには慎重になった方がいいかも。趣味や興味から外国の虫が食べたければ、タイとか東南アジアに行けばいい。ゲンゴロウ、タガメ、タケムシ、バッタからカブトムシまで、現地に根付いた色々な食材が売られています。中にはまあまあ美味しいものも。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 松平尚也

    農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

    見解食用コオロギは、農林水産省が推進するフードテックの1つの柱である。同社は売上の大半を占めていた食用コ…続きを読む

コメンテータープロフィール

天野和利(あまのかずとし)。時事通信社ロンドン特派員、シンガポール特派員、外国経済部部長を経て現在は国際メディアサービス班シニアエディター、昆虫記者。加盟紙向けの昆虫関連記事を執筆するとともに、時事ドットコムで「昆虫記者のなるほど探訪」を連載中。著書に「昆虫記者のなるほど探訪」(時事通信社)。ブログ、ツイッターでも昆虫情報を発信。

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