透明性の錯覚と自己中心バイアスの心理学:より良い人間関係のために
■あなたが思うほど人はあなたのことをわかっていない:たとえば、緊張しやすいあなたへ
順番に人まで発表しなければならない。あなたの番になる。もう心臓がドキドキ。冷や汗をかく思いで発表を終えて、戻ってくる。
席について、隣の友人に話す。
「すっごく緊張したぁ」。
ところが友人は言います。
「え?すごく落ち着いていたよ」。
これって、よくあることです。友人はお世辞を言っているのではありません。本心です。
なぜこんなことが起こるのか、そこには「透明性の錯覚」と「自己中心バイアス」が働いているからです。
誰にでもある、この心のくせ。これを理解することが、スムーズなコミュニケーションになり、より良い人間関係につながっていくのです。
■日常的な例の数々
心の中ではとても緊張している。でも、それは他人には伝わっていません。自分自身の緊張や不安はよくわかるわけですが、他人のはわかりません。
すると、どうなるか。私はこんなに緊張しているのに、みんなはあんなに落ち着いている。何て自分はだめなんだと、思ったりしてしまうのです。
この記事は有料です。
心理学であなたをアシスト!:人間関係がもっと良くなるすてきな方法のバックナンバーをお申し込みください。
心理学であなたをアシスト!:人間関係がもっと良くなるすてきな方法のバックナンバー 2023年1月
税込550円(記事3本)
※すでに購入済みの方はログインしてください。