強盗殺人の心理学:なぜ人は残酷なことができるのか
■強盗殺人
強盗殺人事件が大きく報道されています。この事件自体の真偽は不明ですが、高齢の犠牲者、海外からの指示、ネットでの実行犯募集などが言われています。
そんなお年寄りを殺さなくても良いのに。そう感じるのが普通でしょう。しかし、事件が起きるときがあるのです。
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強盗殺人は重罪です。殺人なら、「死刑又は無期若しくは5年以上の懲役」ですが、強盗殺人なら「無期又は死刑」しかありません。
非常に重い罪ですから、簡単にはできません。プロは、簡単にはこんなことはしません。空き巣に入って運悪く見つけられれば、さっさと逃げるか、あっさり捕まります。
ただこれが素人だと、万引きをして逃げる際に店員に追いかけられ、もみ合いになって怪我でもさせたら強盗致傷罪になりますし、殺してしまえば強盗殺人罪になる可能性もでてきます。
犯罪のプロは、自分が利益を得ること、逮捕されないこと、逮捕されてもできるだけ軽い罪になることを考えます。だからプロは簡単に強盗などしないし、ましてや最初から強盗殺人を狙うことなど、普通はしません。
素人だって、たまたま相手をケガさせることはあっても、最初から殺すつもりで押し入ることは、そうそうないでしょう。
治安が良い日本では、金目当ての殺人は少ないのです(そのため、相対的に家族や知人間の殺人の割合が大きい)。
それなのに、なぜ今回のような犯罪が起きるのでしょうか。その心理に迫ります。
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