問題解決パーフェスト手順(スライド15枚)~複雑なことを単純に考える研究所【2023年2月編】
「問題解決の手順にはもう飽きた」
という声をよく聞く。
「問題を特定し、解決策が見つかっても、解決できなければ意味がない」
という愚痴も耳にする。
問題を解決するためには、解決策を使って「解決し切る」ノウハウや考え方も同時に大事だからだ。
そこで、今回は問題解決から解決し切るまでの手順を5つのパートに分け、【スライド15枚】で解説する。
①問題解決手順(Where・Why・How)をビジュアルで表現
②問題と課題の違いを正しく抑える!
③進捗管理は必ず「●●グラフ」と「グラフ」を組み合わせろ!
④なぜ「具体と抽象」ができない人は「できない理由」を繰り返すのか?
⑤非常識なマネジメントサイクル「PDCAとOODAループ」の新結合
この記事を最後まで読めば、問題を先送りすることなく、解決できない問題にもチャレンジできるようになるはずだ。
もし、何度チャレンジしても問題を解決できないという方がいらっしゃれば、ぜひ最後まで読んでみてください。
■問題解決手順(Where・Why・How)をビジュアルで表現
まずは基本的な問題解決手順のおさらいをしよう。【横山塾】の記事では何度も取り上げてきた「Where・Why・How」である。
【問題の特定・Where】
問題の特定は、まず「どこ」にあるのか、一次情報としてのデータを集めて仮説を立てることから始めるべきだ。
ただしデジタル化や可視化だけでは問題を特定できないことがある。プロセス図やフロー図などを描き、人間の知恵を使うことも重要だ。
【原因の追究・Why】
問題が起こる「なぜ」を探るには、一次情報をもとに人間に対してヒアリングすることが大切だ(二次情報)。
ただし、単純に「なぜなぜ分析」をするだけでは真因を見つけることができない。誰に尋ねるべきかを常に見極める必要がある。
【解決策の検証・How】
解決策を見つけるには、仮説データを追いながら検証していくことだ。
真因が見つかったら、解決策は簡単に出る(後述する課題に相当)。
解決策の効果や効率を検証し、すぐに実行に移すことが大切だ。ただし、解決策を見つけたら終わりではなく、その解決策が本当に効果があるかどうかを検証し続けること。
(後述する推移グラフを活用する)
■問題と課題の違いを正しく抑える!
【問題と課題の違い】
問題と課題は異なる。問題とは、あるべき姿と現実とのギャップであり、課題とは、現実的に取り組めるテーマのことだ。
課題は実行可能であることが重要で、課題設定を通じてあるべき姿に近づけることができる。そのためにも問題を発見し、課題を設定するスキルが重要だ。
【問題解決に対する誤解】
ギャップを埋める唯一無二の解決策は存在しない。例えば、「どうすれば新規開拓できますか? 一番いい方法を教えてください」という質問には、答えられない。一つの具体策で期待通りに解決することはできないからだ。
「あり方は一つだが、それに対する「やり方」は数え切れないほどある。それらを組み合わせて解決策を見つけることが重要だ。
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