【神戸市】公園の中にある 処女塚伝説の「東求女塚古墳」を訪ねる
二人の若い青年とひとりの美しい女性による悲話が語り継がれる処女塚(おとめづか)伝説。その伝説のもとになっているのが、神戸市東灘区と灘区にかけて約2キロの等間隔にある3つの古墳。そのうちのひとつである東求女塚古墳を訪ねてみました。
珍しい公園の中にある古墳
この古墳は処女塚伝説では、ひとりの女性を求めた青年のひとつりの墓とされていますが実際には豪族の墓だったそうです。東求女塚古墳にはこの経緯について解説している案内板が立てられています。
東求女塚古墳は処女塚伝説の他のふたつの古墳とは違い、公園のなかに古墳とされる跡地があります。前方後円墳の一部が残り、他は整備され遊具も備えた地域の公園になっています。
その一部残る古墳の真ん中には東求女塚古墳の石碑が建立されています。他のふたつの古墳と比較すると正直古墳らしさはあまり感じることはありません。それでも確実にここは古墳。3つの関連する古墳を訪ね歩いてみたい神戸の史跡です。
求女塚東公園
神戸市東灘区住吉宮町1丁目10−6
阪神線 住吉駅 徒歩3分
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