【神戸市】処女塚伝説の「西求女塚古墳」を訪ねる
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/itchan/article/01760676/title-1715220871440.jpeg?exp=10800)
神戸市東灘区と灘区にかけて約2キロの等間隔に3つの古墳が点在します。そのうちのひとつである西求女塚古墳を訪ねてみました。
伝説上では女性に恋した若者の墓
![西求女塚古墳。](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/itchan/article/01760676/image-1715255753457.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
処女塚(おとめづか)伝説とは、その昔二人の若い青年がひとりの美しい女性に恋い焦がれたのだが、青年たちは彼女を求めて争いをするようになりそのことに悩んだ女性は身を投げてしまう。それを知った青年たちも悲しみ後を後を追ってしまったという悲話。
3つの古墳があることから伝説上では、その青年のうちのひとりの墓がこの古墳ということになっているようです。
この場所は丸みを帯びた丘が古墳らしさを漂わせているのが印象的でした。
![西求女塚古墳の案内板。](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/itchan/article/01760676/image-1715256309143.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
実際には4世紀ごろに作られた前方後方墳ということが出土品から判明しており、この地方の有力な豪族の墓と考えられているそう。
![公園でもある古墳塚。](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/itchan/article/01760676/image-1715256854062.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
遊具が写っていることからもわかるようにここは古墳でありながら公園としても開放されています。外目からは住宅街のなかにある小さな森のようにも見える憩いのスポットとして親しまれています。
西求女塚古墳 (にしもとめづかこふん)
神戸市灘区都通3丁目1-17
阪神電車 西灘駅 徒歩2分
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