「肺が悪くなる」とどうなる?-"肺"の構造と働きを分かりやすく解説!-
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おがちゃん先生です。
今回は「肺」について解説していきます。
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肺ってどんな臓器?
「肺」は、空気中の"酸素"を体に取り入れ、いらなくなった"二酸化炭素"を外に出すために必要な臓器です。
肋骨などの骨に囲まれた空間(胸腔)に左右1つずつあり、気道(鼻腔・咽頭・喉頭・気管・気管支)とともに「呼吸器系」を構成しています。
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▷肺の特徴(構造)
上の細くなった部分を「肺尖(はいせん)」といい、下の広くなった部分を「肺底(はいてい)」といいます。
そして、両方の肺の内側の中央は「肺門(はいもん)」とよび、気管支や血管などが出入りしています。
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肺は、右側と左側で大きさが少し異なります。
●右側の肺は「上葉」「中葉」「下葉」に分けられ、重さは約600gほどです。
●左側の肺は「上葉」「下葉」に分けられ、重さは約500gほどです。
このように、右と左の両方を合わせても、重さは約1kg程度しかなく、スポンジのように柔らかくふわふわしています。
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▷肺の働き
肺の中には「肺胞(はいほう)」という小さな袋がたくさん(数億個)あり、その周りには「毛細血管」が広がっています。
ちなみに、肺胞の周りの毛細血管をつなぎ合わせると、その長さが500km以上(東京-京都間くらい)から、1000kmに近い長さにもなるといわれています。
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口や鼻から取り入れた空気から、肺の中(肺胞と毛細血管)で「酸素」と「二酸化炭素」の入れ替えが行われています。
このような空気の入れ替えを「ガス交換」とよびます。
取り入れた酸素は、肺胞から→血管の中に取り入れられ→心臓に戻り→全身へと巡ります。
このような「空気の入れ替え」が肺の役割です。
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肺が悪くなるとどうなるの?
肺が悪くなると「必要な酸素を取り入れられなかったり」「呼吸がうまくできない」という状態になります。
これにより、息切れや息苦しさ・疲れやすい・咳・痰(または血痰)・喘鳴などの症状が現れることがあります。
喘鳴(ぜんめい)…呼吸をするときに、ヒューヒュー、ゼーゼーなどと音がする症状。
ちなみに、肺を悪くすることで、代表的なのは「喫煙(タバコ)」です。
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最後に
呼吸器系の機能を向上させるためには、日頃から適度な有酸素運動を行うことが大切です。
また、腹式呼吸などを使った「呼吸トレーニング」も効果的なので、参考にして頂けたら幸いです。
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最後までご覧頂きありがとうございました。
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おがちゃん先生について
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