「血糖値の乱れ」が睡眠の質を悪くする?-血糖値の仕組みと食事のポイント!-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「血糖値の乱れ」と「睡眠」の関係について解説していきます。
今回の目次
- 血糖値ってなに?
- 血糖値が変動する仕組み
- 血糖値と睡眠の深い関係?
- 寝る前にお腹が空いたときの対策
【1】血糖値ってなに?
血糖値とは、血液中にどれくらいのグルコース(ブドウ糖)があるのかを表した値です。
グルコースはエネルギー源であり、特に脳にとっては重要です。
血糖値は日常生活で変動しますが、高すぎても、低すぎても良くないです。
高すぎる状態を「高血糖」、低すぎる状態を「低血糖」といいます。
【2】血糖値が変動する仕組み
通常、食事をすると血糖値が上がり、すい臓からインスリンが分泌され、肝臓などに糖が取り込まれることで血糖値が下がります。
個人差はありますが、食後約2時間後くらいに空腹時の血糖値に戻ります。
血糖値の変動については、こちらの動画でも解説しております。
アニメーションで解説しているのでぜひご覧ください。
【3】血糖値と睡眠の深い関係?
例えば、夕食を早食いしたり、寝る前に過食をすると、血糖値が急上昇して、インスリンが過剰に分泌されます。
すると、今度は血糖値が急降下をして「睡眠中に低血糖」を招いてしまいます。
特に、脳にとって「グルコース(糖)」は重要なエネルギーです。
そのため、就寝中に低血糖の状態になると、脳は「危険な状態」と認識し、睡眠の質が悪くなります。
また、睡眠中の低血糖は「悪魔をみやすい」とも考えられています。
【4】寝る前にお腹が空いたときの対策
特に、ラーメン・どんぶり飯・パスタなどのグルコースを多く含む食べ物を、寝る前に食べると、血糖値の乱れが起こりやすくなります。
そこでおすすめなのが「果物(フルーツ)」です。
果物に多く含まれる「果糖(フルクトース)」は、血糖値を急上昇させないため、寝る前お腹が空いたら、食べるのは良いでしょう。
ただし、注意点もあります。
- 果糖は血糖値を上げにくいため「満腹感を感じにくい」。そのため、食べ過ぎに繋がりやすいので、よく噛んで食べるようにする。
- 果物を食べすぎると、肝臓で中性脂肪の合成が促進し、脂肪肝を招きやすくなるので、あくまでも食べ過ぎには注意すること。
もし、自分自身の「睡眠の質が悪い」という自覚がある場合は…
- 寝る前に過食をしてないか?
- 夕食で糖質を摂り過ぎてないか?
- 早食いをしてないか?
- 食物繊維をしっかり摂っているか?(※食物繊維は血糖値の急上昇を予防する)
などの食生活を見直してみることもおすすめです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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