韓国雑踏事故 「ウサギ耳帽子の男がふざけて"押せ"と言った?」 原因究明で各メディア報じる
梨泰院での将棋倒し事故は、30日から韓国警察による340人体制での原因究明が本格的に始まっている。
SNSや監視カメラを通じた映像の収集と分析が進むなか、ポイントとなりそうなのが事故の生存者や近くにいた目撃者たちから複数出ている証言だ。
「ウサギの耳の帽子をかぶった男が"押せ"と叫んだ」
「その周りにいた4~5人の友人たちも同様に"押せ"と」
「そこまで現場での声は"下がれ"だったのが一気に変わった」
「一斉に"押せ"と言い始めた」
特に「東亜日報」「朝鮮日報」「毎日経済」がこの話題を集中的に報じている。
ソースは韓国最大のポータルサイト「NAVER」内のカフェ(掲示板)の書き込みだ。
事故現場にいたという本人は「左手を掴んで救い出してくれた人のおかげで助かった」とし、こう書き込んでいる(●●部分は韓国でメディア掲載にふさわしくないとされる表現)。
自分の後ろにいた●●な20代後半に見えるヤツが「ああ●●な雰囲気だな、押そうみんなで!」と友達同士で言い始めた。その友達も「押せ!」「押せ!」と。
多くの人達が後ろから押されたので、瞬間的に強く人が飛び出すような形になり、倒れた。
人が倒れるとそこに空間が生まれた。すると多くの人がもっと前に行き、結果さらに倒れた。
これが5度から6度繰り返され、ニュースで出ているような被害状況になった。
この書き込みでは、「ウサギ帽の男」の髪型が「センター分け」だったとも証言している。
「誰かが押したから始まった大惨事」
また自らを事件の生存者とする別の男性がYouTubeのコメント欄に当時の様子を「東亜日報」が紹介している。
「僕は全てをかけて証言します。(世界飲食文化通り)の左側にある小道に両方から人が押し寄せ、さらに事故が起きたということを目撃しようとする人が押し寄せた。その日、梨泰院にいた全員が殺人者であり、そこにははっきりと最初にこれを始めた人がいる」
この男性は「自分は背が高いので呼吸が苦しい、という程度で済んだが、目の前で女性が気絶していく場面を多く見た」という。
さらに現場の状況をこう証言している。
「毎年参加してきた梨泰院のハロウィン、多くの人達。今年は誰かが押したのだ。人が多く集まるお祭りは多い。今回の大惨事は誰かが"押した"から起きたのだ」
また建物の2階から事故を目撃した人物は、自身のYouTubeチャンネルでこうコメントしている。
「ウサギ耳の帽子の男とその仲間6人が150人を殺した」
冒頭の通り「下がれ」という声が出ていた現場に「押せ」という声に変わっていったことを証言している。
また「YTN」など一部メディアは、この「ウサギ帽子の男」がすでに警察の捜査対象となっているとも報じている。今後、映像解析により証言の信憑性が検証されていくことになるだろう。
【参考記事(筆者による)】
「圧迫により腹部膨張」韓国メディアが伝える梨泰院事故の凄惨さ 「下がれ」「人が抜けない」の怒号も
韓国・梨泰院の事故 現場は"大通りに抜ける細道" 現地留学生は「危険察知し1時間前に退避」=動画あり