韓国圧死事故 死者に「韓国プロ野球元チアリーダー」 24歳、本人SNSには「空の上では笑っていて」
ソウル梨泰院での痛ましい圧死事故への報道が相次いでいる韓国。
被害者の情報も少しずつ報じられ始めている。
31日、PRODUCE 101 シーズン2出身の俳優のイ・ジハンさんとともに大きく報じられているのが、キム・ユナさん(享年24歳)だ。
韓国のプロ野球球場で2016年と2018年に専属チアリーダーを務めた。私設応援団の活動が活発な日本球界とは違い、韓国プロ野球の応援団は基本的に「球団専属」。球団側と契約した応援団長、チアリーダーが球場の雰囲気を盛り上げる。
こういった制度ゆえユナさんは2016年にLGツインズ(本拠地ソウル)、2018年に起亜タイガース(光州広域市)のチアリーダーを務めた。
YouTube上には2018年の活動時に野球場でRedVelvetやTWICEの楽曲を踊る姿が残っている。
彼女の死が公に知らされたのは、女性の友人のインスタグラムから。ストーリー上に生前の写真とともにこんなメッセージが記された。
「ユナ、そこではもっと幸せになって。ご冥福を祈ります。もっと可愛がってあげて、写真も撮ってあげるべきだった。あんなに可愛い子が…」
本人は生前、インスタグラムにいちごの載ったデザートの写真やソウル市内の夜景などを多くアップしていた。また2016年のLGツインズでの活動時には「久々のチャムシル(本拠地球場)での勝利
、行こう~」というコメントを、チアリーダー姿とともに残している。
24歳、まだまだやりたいことも多かっただろう。ファンからは「守れなくてごめん。ほんとうにごめん」「天国では痛みなく幸せになってほしい」などのメッセージが。
また友人たちSNSにこんなメッセージを寄せた。
「空の上では笑っていて」
「彼女を少しでも知っている人は、ぜひ弔問に訪れてほしいです。たくさんの人に見送ってもらいたい」
「私、絶対に成功している姿をいつかあなたに見せたい」
「まだ信じられない。泣いても泣き尽くせない」
(了)
【参考記事(筆者による)】
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