菊池雄星と大谷翔平は何組目? 同じ出身校の日本人選手が、投手と打者としてメジャーリーグで対戦するのは
菊池雄星(シアトル・マリナーズ)と大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)のメジャーリーグ初対戦が、実現しそうだ。5月30日(日本時間5月31日)、菊池はエンジェルスを相手に投げる。
2人は、花巻東高等学校の出身だ。同じ高校出身の日本人選手が、投手と打者としてメジャーリーグで対戦したことは、過去に1度だけある。今から12年前の2007年7月16日に、PL学園高等学校出身の2人、桑田真澄と松井稼頭央が対戦した。
桑田は6回表からマウンドに上がり、松井はこのイニング2人目の打者として打席に入った。結果は二塁ゴロ。ただ、松井の一打で二塁走者は三塁へ進み、続く打者の外野フライでホームを踏んだ。
当時の桑田は39歳、松井は31歳。現在の菊池と大谷は27歳と24歳だが、桑田と松井とは、投手が年上という点だけでなく、2人のうち若い方が先にメジャーデビューしたことも共通する。
なお、同じ大学出身あるいは同じ社会人野球チーム出身の日本人メジャーリーガーもいるが、これまでに投手と打者として対戦した例はない。
複数のメジャーリーガーを輩出している日本の高校については、昨年10月に「菊池雄星がMLBへ行くと、花巻東からは大谷翔平に続く2人目。メジャーリーガーが最も多く出ている高校は」で書いた。大学と社会人野球チームでは、早稲田大学の3人が最も多い。他は、東北福祉大学、大阪体育大学、日本通運が2人ずつ。野茂英雄は新日鉄堺(新日本製鐵堺)、薮田安彦は新日鉄広畑(新日本製鐵広畑)の出身なので、同じではない。