菊池雄星がMLBへ行くと、花巻東からは大谷翔平に続く2人目。メジャーリーガーが最も多く出ている高校は
来シーズン、菊池雄星はメジャーリーグのマウンドに立っているだろう。花巻東高等学校出身のメジャーリーガーは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)に続き、2人目となる。ちなみに、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナーリーグ契約を交わした吉川峻平は、関西大学北陽高等学校の出身。こちらからは、まだメジャーリーガーは出ていない。
複数のメジャーリーガーを輩出する高校は、花巻東高が6校目だ。最も多いのは、PL学園高等学校の4人。ロサンゼルス・ドジャースで投げている前田健太の他に、松井稼頭央、桑田真澄、福留孝介がいる。松井と桑田は、大谷と菊池と同じように、先にメジャーリーグへ行った方が若い。マイナーリーグで投げ、メジャーデビューはできなかった入来祐作と冨田康祐も、PL学園の出身だ。
次いで多い東北高等学校は、佐々木主浩、斎藤隆、ダルビッシュ有(シカゴ・カブス)の3人とも、右投手だ。2歳違いの佐々木と斎藤は、東北高のみならず、東北福祉大学と横浜大洋ホエールズ/横浜ベイスターズを経て、メジャーリーグへ行ったことも共通する。
東海大学付属大阪仰星高等学校を出た上原浩治と建山義紀は、1975年生まれの同学年だ。メジャーリーグでも、2人は1シーズン半にわたって同じチームで投げた。建山のいるテキサス・レンジャーズへ、上原が2011年の夏にボルティモア・オリオールズから移籍した。
なお、ベースボール・リファレンスによると、出身高校のUSAトップ3は、カリフォルニア州のジョン・C・フリーモント高(25人)とロングビーチ・ポリテクニック高(19人)、フロリダ州のサラソタ高(17人)だ。今シーズン、メジャーリーグでプレーした選手では、チェイス・アトリー(ドジャース)がロングビーチ・ポリテクニック高、イアン・デズモンド(コロラド・ロッキーズ)、ケーシー・ケリー(サンフランシスコ・ジャイアンツ)、スクーター・ジネット(シンシナティ・レッズ)、エリック・スコグランド(カンザスシティ・ロイヤルズ)はサラソタ高の出身。ジネットは別の高校に入学し、2年目からサラソタ高へ。遊撃にはケリーがいたため、二塁へ移り、ケリーの卒業後に再び遊撃を守った。現在、ケリーは投手、ジネットは二塁手だ。
また、ジョン・C・フリーモント高はボビー・ドーア、ロングビーチ・ポリテクニック高はトニー・グウィンという、殿堂選手を輩出している。