【慢性閉塞性肺疾患になると現れる症状5選】-その症状は慢性閉塞性肺疾患(COPD)のサインかも?-
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おがちゃん先生です。
今回は『慢性閉塞性肺疾患(COPD)になると現れる症状5選』を紹介していきます。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは?
「慢性閉塞性肺疾患(以下:COPD)」は、たばこの煙などの有害物質を、習慣的に吸い込むことによって起こる肺疾患です。
最大の危険因子は「喫煙」で、日本のCOPD患者の約90%は喫煙者だといわれています。
その他には、大気中の汚染物質・受動喫煙・遺伝的要因なども危険因子としてあげられます。
そして、COPDの日本の患者数は"500万以上"いると推定されています。
しかし実際に診断されている患者数は"20万人"程度にすぎません。
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これは、COPDが慢性的にゆっくりと進行するため"重症にならないと受診しない"というのが理由の1つだといわれています。
では、COPD(慢性閉塞性肺疾患)になると現れる症状5選を紹介していきます。
①(労作時の)息切れ
1つ目は『労作時の息切れ』です。
典型例としては、階段や坂道などのちょっとした運動で息切れがするといった症状がみられます。
COPDでは気管の壁が厚くなったり、粘膜が腫れたりして、内腔が狭くなることで酸素の通り道を塞いでしまい、息切れが起こりやすくなります。
②痰(たん)
2つ目は『痰(たん)』です。
痰は、気管にある細胞から分泌される粘液がもとになっていて、COPDでは痰が多くなります。
また、痰をうまく外に出すことができず、溜まり、空気の流れが悪くなってしまいます。
③咳(せき)
3つ目は『咳(せき)』です。
痰が絡むことで、空気の流れが悪くなり、咳がでやすくなります。
また、COPDが進行すると、肺のなかの空気を入れ替える「肺胞」が破壊され、空気がうまく取り入れられなくなります。
これも咳が起こる原因の1つです。
④喘鳴(ゼイゼイ・ヒューヒュー呼吸)
4つ目は『喘鳴(ぜんめい)』です。
COPDでは、気管が狭くなってしまうため、そこを無理に空気が通ろうとしてゼイゼイ・ヒューヒューと呼吸する症状が現れます。
⑤風邪が治りにくい
5つ目は『風邪は引いてから治りにくい』といった症状です。
COPDでは、気管に炎症が起きて、粘膜が傷ついているので感染しやすくなっています。
ここまでの5つの症状がCOPDの代表的な症状ですが、なかには症状が乏しいこともあります。
最後に
COPDは悪化すると、息切れの悪化・うつ症状・痩せる・食欲低下などの症状が現れることもあります。
「たばこを吸っているから咳がでやすいのはしょうがない…」と考える方もいると思いますが、それはCOPDが進行している可能性もあるので注意しましょう。
では、今回はここまでです。
参考になれば幸いです。
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おがちゃん先生について
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