「トイレが近くなる」5つの要因!なんでトイレが近くなる?
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「トイレが近くなる5つの要因」というテーマで解説していきます。
今回の目次
- 排尿に関わる器官
- トイレが近い(頻尿)の目安は?
- トイレが近くなる(頻尿)5つの要因
- 頻尿を防ぐ日常の工夫
【1】排尿に関わる器官
尿を作り、排泄する器官を「泌尿器系」といいます。
腎臓で尿が作られ、尿管を通り、膀胱に溜められ、尿道を通って排泄されます。
個人差はありますが、膀胱に約200mLほど溜まると尿意を感じ、約500mLほど溜められます。
【2】トイレが近い(頻尿)の目安は?
排尿の回数は、年齢・季節・水分の摂取量によっても変動しますが、1日8回以上が「頻尿」の目安です。
また、就寝後から起床までにトイレで数回起きてしまうのが「夜間頻尿」です。
夜間頻尿では、睡眠時間が減ってしまいストレスになってしまいます。
【3】トイレが近くなる(頻尿)5つの理由
体は何か変化が起こると、それを正常に保とうとする性質が備わっていて、これを「ホメオスタシス」といいます。
例えば、水をたくさん飲んで、体内の水分が多すぎると、尿の量を増やして、余分な水分を排泄します。
こうした機能の異常がトイレの回数にも影響します。
では、トイレが近くなる具体的な要因を5つみていきましょう。
①尿の量が多い(多尿)
例えば、高血糖になると喉が異常に渇く(口渇感)ため、水分をたくさん摂取(多飲)します。
すると、尿の量も増える(多尿)ため、トイレが近くなります。
高血糖でなくとも、1日に大量の水分を摂取すれば、尿の量が増えます。
②膀胱の粘膜が刺激される
なんらかの理由(膀胱炎や尿路結石など)により膀胱が刺激されると、トイレが近くなりやすいです。
ただし、結石が尿路に詰まってしまうと、尿の出が急に悪くなることがあります。
膀胱炎や尿路結石などにより粘膜が傷つくと、血尿となることもあります。
③加齢による膀胱の容量の減少
加齢によって膀胱の伸縮性が落ちると、尿を溜められる量が減ってしまいます。
そして、膀胱の収縮力も落ちることで、残尿感も感じやすくなります。
④ストレス・冷えによる刺激
膀胱に尿がたくさん溜まっていなくても、ストレスにより自律神経が乱れると、トイレが近くなることがあります(心因性頻尿)。
また、冷えが血流を変化させ、膀胱を刺激することで、トイレが近くなりやすいです。
⑤膀胱が圧迫される
例えば、男性の場合、前立腺が肥大すると、膀胱が圧迫されて、トイレが近くなります。
また、妊娠によって子宮が大きくなっていくことでも、膀胱は圧迫されます。
前立腺とは、男性の精液の一部を作っている器官です。
そして、前立腺が大きくなってしまった状態を前立腺肥大症といいます。
【4】頻尿を防ぐ日常の工夫
最後に、日常でできる頻尿対策をいくつか紹介します。
- 利尿作用を高めるものを摂り過ぎない(コーヒー・アルコール)
- 寒さ対策を心がける
- ストレス解消
- 適度な運動で免疫力UP(膀胱炎などの予防として大切)
- 特に寝る前に水分を摂り過ぎない(脱水の予防として水分をとることは大切ですが、寝る前には摂り過ぎないようにすると良い)
11月後半となると、寒さが増し「トイレが近くなった」と感じる方も増えると思いますので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
ちなみに、11月24日は「いい尿の日」と呼ばれることもあります!
最後までご覧頂きありがとうございました。
参考になりましたら「学びがある」「わかりやすい」「シェア」などのリアクションをしていただけると励みになります!