その症状は「過敏性腸症候群」のサインかも?-"異常がない"のに起こる腹痛や便秘の正体とは?-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は…
『過敏性腸症候群』について解説していきます。
過敏性腸症候群(IBS)とは?
過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome)は、
大腸に腫瘍や炎症などの異常がないにも関わらず
腹痛とお通じの異常が、数ヶ月以上続く病気。
これから出勤する電車の中や、テストや会議の
前に、急にお腹が痛くなったりすることがあり、
生活の質を著しく損ないます。
腹痛と関連して、便秘や下痢などのお通じの
異常が続く場合、最も考えられる病気です。
過敏性腸症候群の4つタイプ
過敏性腸症候群は、排便の頻度や、便の形状に
よって4つのタイプに分類することができます。
①便秘型…腹痛を伴う便秘の症状がある。
②下痢型…腹痛を伴う下痢の症状がある。
③混合型…便秘と下痢の両方の症状を併せ持つ。
④分類不能型…①、②、③のいずれでもない。
過敏性症候群はなぜ起こる?
過敏性腸症候群の方は「脳」と「腸」の関係を
示す『脳腸相関』というのが関わっているとさ
れています。
例えば、脳がストレスを感じると、脳から腸に
繋がる信号を強くし、消化管の運動を変化させ
て、お腹が痛くなってしまうことがあります。
そして、過敏性腸症候群の方では、脳から腸に
向かう信号・腸から脳に繋がる信号の両方が強
い状態…いわゆる"過敏"なっています。
↓
これによりストレスからお腹の不調が起こり、
また、お腹の不調がストレスになるという悪
循環が起こってしまいます。
具体的な原因ははっきりとしていませんが、
感染性腸炎にかかった後・長期的なストレス
や不安・食生活や生活リズムの乱れなどが関
係しているといわれています。
過敏性腸症候群を治すには?
まずは、3食きちんとバランスよく摂ること・
ストレスを溜め過ぎない・睡眠や休養をとる
ことなどの生活習慣を整えることが大切です。
また、適度な運動をすることも良いでしょう。
状態によって、お薬を使うこともありますので
具体的なことは医療機関の方と相談することを
おすすめします。
過敏性腸症候群?この場合は注意しよう!
過敏性腸症候群は、腹痛や便秘・下痢という
お腹の不調が起こるものですが、発熱・血便・
体重減少・関節痛といった症状は伴いません。
なので、このような症状が伴う場合は、他の
病気が隠れている可能性もあるので、早めに
医療機関への受診をおすすめします。
では、今回はここまでです。
参考になれば幸いです。
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おがちゃん先生について
● ウィルワン整体スクール卒
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● 解剖生理学オンラインサロン運営
● 東京都麹町半蔵門にて整体活動中
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