【胃潰瘍が起こる原因5選!】-胃潰瘍はなぜ起こる?-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は『胃潰瘍が起こる原因5選』
を紹介していきます。
胃潰瘍とは?
「胃潰瘍」は、胃の壁がえぐられるように
深くまで傷ついてしまった状態です。
ちなみ、同じようなことが十二指腸で
起こると「十二指腸潰瘍」といいます。
悪化すると「穿孔(せんこう)」といって、
いわゆる"胃に穴が空く"という状態になります。
胃潰瘍の症状は?
胃潰瘍が起こると、上腹部痛(特に食後)・
食欲不振・悪心・嘔吐などの症状が現れます。
また、悪化すると吐血や黒色の便(タール便)
が出ることもあります。
胃潰瘍が起こる原因は?
胃には、粘膜を刺激する「攻撃因子」と
粘膜を守る「防御因子」があります。
この攻撃因子と防御因子のバランスが崩れると
胃の粘膜が傷ついて『胃潰瘍』が起こります。
では、このバランスが崩れてしまう
代表的な原因5つみていきましょう。
①ピロリ菌の感染
1つ目は『ピロリ菌の感染』です。
ピロリ菌に感染すると、胃の粘膜に炎症が
起こり、"防御因子"である「粘液」の分泌
低下するため、胃潰瘍が起こりやすいです。
ピロリ菌の感染は、胃潰瘍だけではなく、
慢性胃炎や胃がんの発症リスクも高くします。
②薬剤(NSAIDsなど)
2つ目は『薬剤』です。
例えばNSAIDsは、「プロスタグランジン」
という炎症を起こす物質がつくられるのを
防ぐ.という役割があります。
↓
しかし、プロスタグランジンは、胃の粘膜の
"防御因子"でもあるので、これが減ってしま
うことで、胃潰瘍が起こりやすくなります。
市販の痛み止めを"連日服用"していると、
胃潰瘍が起こる可能性もあるので、痛みが続
く場合は医療機関への受診をおすすめします。
③ストレス
3つ目は『ストレス』です。
ストレスは、胃の血流を悪くしたり、
"攻撃因子"である「胃酸」の分泌を促進
して、胃潰瘍の発症リスクを高くします。
「ストレスのせいで胃が痛い…」
という方を聞いたことあるかもしれませんが、
実際に、ストレスは胃潰瘍の原因の1つです。
④喫煙
4つ目は『喫煙』
喫煙は、胃の血流を悪くするため、
胃潰瘍の発症リスクが高くなります。
また、喫煙は胃がんの危険因子でもあります。
⑤お酒の飲み過ぎ
最後、5つ目は『お酒の飲み過ぎ』です。
適量の飲酒は、ストレス解消にも効果的ですが、
たくさんのお酒を飲んでしまうと、胃の"防御因
子"が弱まり、胃潰瘍につながってしまいます。
ここまでの5つが胃潰瘍の発症リスクを
高くする代表的な原因です。
最後に
胃潰瘍の代表的な原因である「ピロリ菌」は、
慢性胃炎や胃がんの発症リスクを高くします。
そして、ピロリ菌の除菌治療を行うことで、
胃の病気の発症リスクを下げることができます。
特に「小さい頃に井戸水を飲んでいた」という
方は、一度、検査をしておくと良いでしょう。
では、今回はここまでです。
参考になれば幸いです。
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おがちゃん先生について
● ウィルワン整体スクール卒
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● 解剖生理学オンラインサロン運営
● 東京都麹町半蔵門にて整体活動中
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