卵の黄身が「濃い」vs「薄い」栄養&味に違いは?栄養士が詳しく解説
こんにちは!栄養士食堂です。
卵の黄身の色は、濃いものがあったり、薄いものがあったりと違いがありますよね。
皆さんは卵の黄身の色が「濃いもの」と「薄いもの」、どちらが栄養が高くて美味しいと思いますか?
なんとなく黄身の色が濃い方が、濃厚で美味しいイメージがありますよね。
今回は栄養士が『卵の黄身が「濃い」vs「薄い」栄養&味に違いは?』を詳しく解説していきますので、気になる方は最後までお付き合いくださいね。
今回の目次
1 卵の栄養
2 選び方・保存方法
3 卵の黄身が「濃い」vs「薄い」栄養&味に違いは?
4 まとめ
1.卵の栄養
卵は本来ヒヨコの命を育むものなので、良質な栄養がたっぷりと含まれています。
卵には必須アミノ酸が全て含まれ、他のたんぱく質源となる食品と比較してもビタミンとミネラルの含有量は優秀です。
また、卵に含まれるレシチンには、コレステロールを排泄し、血流を改善する作用があるとされています。
2.卵の選び方・保存方法
【選び方】
賞味期限とは別に産卵日が記載されていて、なるべく日が経っていないもの
赤卵と白卵の違いについてはこちら→「赤卵」VS「白卵」栄養が高いのはどっち? 栄養士徹底解説!「赤卵」VS「白卵」栄養が高いのはどっち? 栄養士徹底解説!
【保存方法】
・10度以下で冷蔵保存する。
・ドアポケットではなく、卵の温度があまり変わらない場所で保存する。
・卵が直接ほかの食材に触れないようにパッケージごと保存する。
詳しくはこちら→「写真のような卵の保存方法はやめて!」栄養士がお願いするワケとは
3.卵の黄身が「濃い」vs「薄い」栄養&味に違いは?
お待たせしました!『卵の黄身が「濃い」vs「薄い」栄養&味に違いは?』を詳しく解説していきます。
結論…黄身の色と卵の味は関係なく、栄養価もほぼ同じ
黄身の濃い方が美味しいと思われがちですが、色と卵の味は関係なく、栄養価もほぼ同じです。
では、なぜ黄身の色に差がでるのでしょうか?
それは「エサ」が関係しています。
肥料用米や肥料用穀物が多いと淡い色に、黄色の強い草やトウモロコシが多いと黄色に、パプリカやカニの甲羅のなどを混ぜたエサを食べると赤色になります。
まとめ
黄身の色が異なるのは、「エサ」が原因で、栄養価や味に直接的な関係はない
4.最後に
いかがだったでしょうか?
黄身の色が濃い方が美味しいイメージがありますが、実は味も栄養も変わりません。
卵を使う際には、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【卵についてもっと学びたい人へ】
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