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【永久保存版】仮説思考力アップ集中講座 ~仮説思考に関する書籍を6000文字以内にまとめた~

横山信弘経営コラムニスト
(写真:イメージマート)

■「仮説思考」に関する書籍や記事をまとめてみた

今回は実験的な試みである。

「仮説思考」に関する代表的な書籍を6冊読んで、その論点をすべてまとめてみた。

250~350ページほどの書籍を読んでも、論点整理できないことが多い。商業出版である以上、著者のストーリーやエピソードを加えたほうが読みやすいからだ。

しかし、実際のところ私たちが知りたいのは、

・仮説思考とは何なのか?

・どの手順で仮説を立てたらいいのか?

・仮説の検証プロセスはどうか?

……ぐらいだ。よけいなノウハウやエピソードは要らない。

そこで6冊の書籍に書かれてあった「仮説思考」に関わる部分だけをマインドマップにまとめ、すべて整理したうえで文章化した。

マインドマップの一部
マインドマップの一部

【6000文字】の大作だが、要点だけを一気読みできる。「考える切り口」は横山独自の知恵が事例として多く紹介している。目次は以下の通り。

<目次>

■仮説思考とは何か?

■なぜ仮説思考が必要なのか?(2つの理由)

■仮説思考がない人の例(2つのリアクション)

■立案するための「仮説」を決める(4つのプロセス)

■「考える切り口」を選ぶ(8つの切り口)

■仮説を立てるための情報を収集する(3つのポイント)

■仮説立案の例「老後の資金は大丈夫か?」

■仮説を検証する(7つの手順)

■仮説思考力を高める(2つのトレーニング)

最後までざーっと読むだけで、

「老後の資金はいくら必要か?」

「子どもが進むべき大学はどこがいいか?」

「体調を整えるにはどうしたらいいか?」

こういった問いにも、スピーディに仮説を立てることができるようになる。仮説思考を身につけたいすべての人に、ぜひ読んでもらいたい。

■仮説思考とは何か?

仮説とは、何か? それは、まだ証明していないが、最も答えに近いと思われる答えである。

では、仮説思考とは何か? 物事を答えから考えること。課題を分析して答えを出すのではなく、まず答えを出し、それを分析して証明する思考法である。ベストな解を最短で探す方法ともいわれる。

■なぜ仮説思考が必要なのか?

仮説思考があれば、まず第一に、問題解決のスピードが格段に速くなる。

今ある選択肢をいかに絞り込むかという視点で情報収集することで、迅速な意思決定ができる。

多くの日本企業がさまざま調査・分析をしてから結論を組み立てるが、この「網羅思考」は非効率だ。

天才棋士・羽生は一瞬で打ち手を絞り込む。

将棋には一つの局面に80通りくらいの指し手の可能性がある。しかし羽生は一瞬のうちに2~3手に絞り込む。そしてその2~3手を頭の中で駒を動かし、検証するという。

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経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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