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"超長い冬休み"メリットよりデメリット多し?「出社したくない」「転職したくなった」の感情めばえる危険 #専門家のまとめ

横山信弘経営コラムニスト
会社、辞めようかな……(写真:イメージマート)

年末年始の休暇が長すぎると、生活リズムが乱れ、出社意欲が落ちやすい。ゆっくり休んだはずが、むしろ仕事への切り替えに苦戦しがちだ。会社員にとってこの落差は、単なる気の緩みではなく、転職を考えるきっかけにもなる。超長い冬休みにはメリットもあるが、それ以上にデメリットが目立つ理由とは何か? 関連記事をまとめてみた。

すべての記事に目を通すことで、年始を迎える自分の心境を見直す手がかりを得られるだろう。ぜひ最後まで読んでもらいたい。

ココがポイント

年末年始の長期休暇で休み明けに出勤するのが面倒になった経験について、75.1%が「ある」と回答
出典:よろず~ニュース 2025/1/5(日)

連休明けに退職や転職を検討したことがあるかとの質問では、「ある」と「少しある」が合計で42パーセントにのぼった。
出典:Forbes JAPAN 2024/12/30(月)

クリスマスや新年会で同級生や友人に会い、転職が話題に上る。連休明けに転職を考えて、「辞めたい」と言い出す人がいる
出典:毎日新聞 2025/1/2(木)

新たな一年を迎えるための重要な準備期間だ。生活リズムを整え、適度なリフレッシュを控え、明確な目標を設定しよう。
出典:横山信弘 2024/12/31(火)

エキスパートの補足・見解

超長い冬休みは気持ちを切り替えづらくする大きな要因となるようだ。職場とのギャップが広がるほどモチベーションは下がりやすい。メンタル不調を起こしているというのであれば、ムリせず病院に足を運んだほうがいいだろう。

ただいっぽうで、年末年始は新たな目標を立てる好機でもある。これは「社会的ランドマーク」と言われ、誰もが利用できる目標設定のタイミングだ。もし連休明けに少し「億劫」と感じるぐらいであれば、2025年1年間の目標を立ててみよう。どんな小さな目標でも構わない。そうしないと超長い休み明け、出社したあとも明確な方向性を見失い、新年の仕事への意欲が落ち続ける恐れもある。

とくにベテラン社員や組織リーダーは、自分の経験に甘んじてはならない。新たな年にどのように成長していくかを考える意識が、連休明けの職場復帰を円滑かつ前向きに変える原動力となるのだから。

経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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