Yahoo!ニュース

日本ハム新球場近接のボールパーク・マンションは、投資用としても「買い」か?

櫻井幸雄住宅評論家
「レ・ジェイド北海道ボールパーク」の販売センター。12月に筆者撮影

 北海道で、日本ハムファイターズの新球場として建設されている「エスコンフィールドHOKKAIDO」。この新球場とともに建設されている球場近接のマンション「レ・ジェイド北海道ボールパーク」の販売が始まった。

 同マンションは新球場までわずか80メートル。新球場のオープン予定が2023年で、マンションの入居予定も2023年3月。まさに、ボールパークと一体化したマンションとなる計画だ。

 その人気は高く、販売センターを正式オープンする前に4000件を超える資料請求が集まった。総戸数118戸(他に店舗1戸)に対して4000人以上が関心を示しているのだから、驚異的だ。

 そして、1月8日から一般への公開が始まったモデルルームは見学予約が取りにくい状況となっている。それほど人気を集めている理由は、「ファイターズ・新庄新監督人気によるもの」とか「10年間の球場無料パスが付いているから」などとされる。が、いずれも表面的な推測によるもので、同マンションの本質をついてはない。

 現状、「レ・ジェイド北海道ボールパーク」は最寄り駅から徒歩22分なのだが、それでも購入したいと考える北海道民が多いもっともな理由と、将来価値について正しく考察。併せて、実需層の人気が高いことから、道外からの投資用としても買いか否かを判定したい。

完成するまでは理解されにくい「ボールパーク」が目指す姿

この記事は有料です。
資産価値はもう古い!不動産のプロが知るべき「真・物件力」のバックナンバーをお申し込みください。

住宅評論家

年間200物件以上の物件取材を行い、全国の住宅事情に精通。正確な市況分析、わかりやすい解説で定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞に連載コラムを持ち、テレビ出演も多い。著書多数。

櫻井幸雄の最近の記事