【四條畷市】道しるべや井戸、城主の菩提寺など──田原の歴史スポットを巡る
GW時に田原地区をめぐり、これまでに奈良県との境や田原城跡、西川大吉さんの石塔について記事でご紹介してきました。これら以外にも、歴史を感じさせてくれるスポットを訪ね歩いてきましたので、まとめてご紹介します。
下田原で見つけたのは、「耳無地蔵尊」と彫られた石柱です。西川大吉さんの石塔の近くにあります。「歴史とみどりのまち ふるさと四條畷」(四條畷市教育委員会発行)によると、この石柱は耳無地蔵がまつられている法元寺への道を案内するためのもの。石柱横の小さなお地蔵さんも、耳がありませんね。
細長い石の道しるべもありました。清滝街道、と読めますね。
この道しるべは、1903(明治36)年建立。当時の四條畷停車場(現在のJR四条畷駅)などに案内するためのものです。
下田原の清滝街道道しるべの大まかな場所(Yahoo!マップ)
そこから東に向かうと、ほどなくして照涌大井戸という井戸を見つけました。
弘法大師がこの地へ立ち寄ったのを契機に作られて以来、1000年以上の歴史を持つそうです。
そこから南下して田原台に入ると、阪奈サナトリウムの近くで千光寺跡移築広場を見つけました。
千光寺は付近にあった田原城の城主の菩提寺。寺の遺跡自体はここよりも北にあり、発掘調査で見つかった寺跡や土塀の基礎などが同広場に移築したそうです。
この記事を読んで、田原地区を巡ってみようと思った方もいらっしゃるかも知れませんね。これから暑さがますます厳しくなっていきますので、帽子や水筒の準備など、暑さ対策は万全にしていただければと思います。