【四條畷市】11月15日は「ウマの日」──四條畷神社で馬と子どもたちがふれあうイベント
四條畷神社では昨年、七五三の日にあたる11月15日を「ウマの日」と定め、馬と子どもたちがふれあうイベントを開催しました。その際、筆者は予定が入っていたため見に行けなかったのですが、今年もそのイベントを開催すると聞き、四條畷神社に行ってみました。
昔、四條畷市の西部は、物を運んだり通信などで働いてくれる馬を育てる「馬飼いの里」だったそうです。実際、市内の遺跡からは馬に関する遺物・遺跡が多数出土。現在、四條畷市立歴史民俗資料館で開催中の特別展でも、遺跡の井戸から見つかった馬の骨が展示されています。当イベントは、この地域が「馬飼いの里」であったことにちなむものです。
15日午前10時前、石段を登って四條畷神社にたどりつくと、2頭のポニーがすでに待機しています。名前は「リッチ(メス・30歳)」と「とわに(オス・15歳)」。馬と遊べる牧場の「ぱかぽこひろば」(大阪府茨木市)からやってきました。
2頭ともやさしそうな表情です。スタッフの方によると、ポニーの30歳は人間なら何と約120歳、15歳は約60歳に相当するそうです。
当イベントは午前の部(午前10時受付)と、午後の部(午後0時30分受付)の2回に分かれています。
筆者が取材した午前の部では、参加した子どもたちが2頭の馬に小さく切ったニンジンを食べさせたり、馬をなでたり、馬の背に乗って境内をめぐったり。最初はこわごわだった子も、次第に慣れて馬とのふれあいを楽しんでいました。
その姿を見ていると、こちらまで穏やかな気持ちになりました。今日参加した子どもたちが健やかに育ちますように、と願いつつ会場をあとにした次第です。
四條畷神社
所在地:大阪府四條畷市南野2-18-1