オートバイのあれこれ『スズキ歴史館へ行ってみた(その3)』
全国1,000万人のバイク好きたちへ送るこのコーナー。
今回は『スズキ歴史館へ行ってみた(その3)』をテーマにお話ししようと思います。
スズキ歴史館は全3フロアあり、前々回は1階、前回は2階の様子をお届けしました。
なので今回は訪問記ラストとなる3階のご紹介です。
3階は「これぞミュージアム!」という感じで、スズキの歴代製品が時系列に沿って展示されていました。
スズキは元々織機(はた織り機)の会社としてスタートしたことから、3階の入口付近はクルマやバイクではなく、明治時代〜大正時代に生産された織機がズラッと並べられていました。
織機のゾーンを抜けると、次に現れたのが昭和20年代〜30年代に造られたクルマやバイク。
この辺りからは、二輪・四輪メーカーとしてのスズキの製品が中心となります。
『コレダ』や『スズライト』に始まり、『T500』『フロンテ』など、フロアを進むにつれ時代がどんどん新しくなっていきます。
そしてフロアのちょうど中間辺りで、ようやく私たちにも馴染みのある1970年代以降のスズキ車が登場します。
バイクだと『GT750』『RE-5』『GS400』『ハスラー400』等々が並び、クルマのほうは1971年式の『フロンテクーペ』、1979年式の初代『アルト』などが待っていました。
さらに進むと、80年代ゾーンということで『GSX1100Sカタナ』『RG250ガンマ』『GSX-R750』といった今も名車として有名なバイクが並び、クルマも1987年式の『アルトワークス』など、“アツい”時代のモデルが並べられていました。
1階も2階も見どころたくさんなスズキ歴史館ですが、おそらくバイク好き・クルマ好きであれば、最もテンションが上がるのがこの3階でしょう。
かく言う私は、3階のみで一日中過ごせる自信があるくらいです( ´∀`)笑
展示されている各車両の保存状態もかなり良好で、ピカピカのカタナやガンマを間近で見た時は感動してしまいました。
特にスズキファンということではなくとも、バイクやクルマが好きな人にはぜひ一度訪れてみてほしいです。
ちなみに私は平日の昼間に訪問しましたが、意外にファミリーなどの来客が多く、平日・休日問わず繁盛しているようです。
一つ注意なのが、9月から1月の平日は滞在時間を長く取れないということ。
歴史館自体は朝9時より開いているのですが、9月から1月は小学生の社会科見学の予定を優先しているため、一般客は15時以降しか入場できないのです。
閉館時間が16時30分なので、1時間半の間に見て回る必要があります。
スズキ歴史館の訪問記はこれで最後なのでまとめると、とても満足度の高い時間を過ごせました。
再度言いますが、バイク好き・クルマ好きにはぜひ行ってみてほしいスポットですね。
《参考》
スズキ歴史館