K-POP第5世代、再デビューメンバー中心のグループ わずか3ヶ月で日本ツアー盛況
コロナ禍後にデビューしたK-POP第5世代が日本シーンでも積極的に活動するなか、昨年11月に韓国デビューしたばかりの5人組ボーイズグループ・ONE PACT(ワンパクト)が、2〜3月にかけて東名阪福の全国4都市8公演ZEPPツアーを盛況のうちに終えた。
K-POP第4世代ガールズグループから第5世代ボーイズグループへ
すでに日本でも一定の認知と人気を得ているK-POP第4世代は、NewJeans、LE SSERAFIM、IVEを筆頭に、ITZY、aespaなど2019年前後からコロナ禍にデビューした主にガールズグループが、10代女性をはじめ若年層のカルチャーに影響を与える存在になっている。
そうしたなか、日本活動を活性化し、じわじわとファン層を拡大してきているのが第5世代になるK-POPボーイズグループだ。
韓国の音楽チャンネルMnetのサバイバルオーディション番組『BOYS PLANET』から誕生したZEROBASEONE、SMエンターテインメントからNCT以来7年ぶりのボーイズグループとなったRIIZE、SEVENTEEN以来9年ぶりにPLEDISエンターテインメントよりデビューしたボーイズグループ・TWS、HIPHOPアーティストでありプロデューサーのZICOが設立したHYBE傘下のKOZエンターテインメントから初のグループとなるBOYNEXTDOORなどをはじめ、多くの新人グループがしのぎを削っている。
戦国時代の日本男性グループシーンでつめ跡を残すK-POP勢
ONE PACTは、『BOYS PLANET』に出演していた練習生を中心にしたグループ。メンバー5人中の4人が過去にもグループやソロとしてデビューしていた経歴がある。
『BOYS PLANET』練習生からは数グループがデビューしているが、再デビューメンバーが中心となるONE PACTは、メンバーそれぞれの経験値に裏付けされた個性の強さと、楽曲制作をすべて自ら手がける独自のクリエイティブによる歌とダンスのパフォーマンスで、インパクトを残している。
韓国デビューからわずか3ヶ月で決行した日本ZEPPツアーは、本ツアーで初披露された新曲などのオリジナル曲のほかにも、BTSやG-DRAGONなどのカバー曲をソロステージやユニットステージでも披露し、豊かな才能を見せつけながら、会場を大いに盛り上げた。
昨年来、大きな地殻変動が起こり、戦国時代に突入している日本の男性グループシーンだが、パフォーマンス力に定評のあるK-POP勢の新人も続々参入してきている。新たなスターがどこから生まれるかは、まだまだ見えていない状況だ。
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