メタ認知、セルフモニタリングで、人生をハッピーに
■メタ認知とは
メタ認知とは、認知していることを認知すること、超認知です。
メタ認知能力が高いと、勉強も仕事も人間関係も上手くきます。メタ認知は、基礎心理学や教育心理学では以前からある言葉ですが、今ビジネスの分野でも注目されていますね。
メタ認知は、子供の学力アップにも必要なことであり、ビジネススキルとしても大切なものです。
たとえば、子供が100個の英単語を覚えているとします。まず最初の10個を覚え、次の10個に進みます。この時に必要なのは、記憶力とか、英語の学力だけでなく、メタ認知能力です。
自分が10個の英単語を記憶できたかどうかを判断する力が、求められるのです。きちんと覚えていないのに、覚えたつもりになって次に進んでしまうと、テストで良い点はとれません。
逆にもう覚えているのに、不安でなかなか次に進めなくても、やっぱり良い点は取れません。
自分が聞くできたかどうかを判断する力も、メタ認知能力の一つです。
仕事や様々な作業をするときには、それにどのくらいの時間が必要かを判断しなければなりません。仕事や作業の、自分にとっての難易度を判断するのも、メタ認知能力です。
メタ認知とは、今の自分の心や行動や能力への理解なのです。
簡単にできると思っていたことが、そうはいかずに長時間かかれば、締め切りに間に合わなかったり、遅刻したりするでしょう。人は不慣れな作業では、メタ認知がうまくいきません。しばしば自分を過剰評価するするのです。そうなると、時間が足らなくてあせることになるでしょう。
慣れている仕事では、時間の目安がたてやすくなります。この仕事は明日の午前中に終わらせるとか、この原稿は2時間あればできるだろうと予測し、その予測通りに進むわけです。
メタ認知能力は、段取り力にもつながりますね。
自分は今、緊張しているとか、イライラし始めているとか、落ち込んでる、ストレスがたまっているとか、それを自覚することは大切です。これもメタ認知です。人は自覚できれば、対処もできるのです。
■ストレス、緊張、不安の自覚
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