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【鳥取】紅ズワイガニの「かにみそは流れてます」の意味知ってる?境港水産物直売センターに行こう♪

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。今回は鳥取県境港市にある「境港水産物直売センター」で教えてもらった”知らなきゃ損”な耳より情報をシェアしましょう。

紅ズワイガニの水揚げ日本一を誇る境港。そして水揚げされたばかりの鮮魚やカニが所狭しと並ぶ同施設内で「かにみそは流れてます」の言葉を見かけた。

この意味を知っているだろうか?知らないと…損するかも。

境港水産物直売センターへ

賑わいを見せる「水木しげるロード」から東へ20分ほど歩くと「境港水産物直売センター」に到着する。

ここは鮮魚やカニ、干物といった12の専門店が軒を連ね、松葉がにや紅ズワイガニを始め、本マグロや夏輝(鳥取天然岩がき)など季節ごとの旬のお魚が所狭しと並ぶ。新鮮な魚介類を買って帰るなら絶対に外せない場所といえるだろう。

そんなセンター内を歩いていると、

「蟹専門店 マルツ」で少し気になる言葉を見かけた。それが「かにみそは流れてます」と書かれてた言葉だ。

「かにみそは流れています!」の意味は?

この言葉を目にして「かにみそが入ってない?」なんて思ったら大間違い。これは紅ズワイガニの特徴を書いたモノだ。

紅ズワイガニは名前の通り鮮やかな紅色が特長で、身は甘みがあり水分の多いカニである。要するに、水分が多いことを「流れている」と表現する。

詳しくないと「流れている=B級品?」と誤解してしまいそうになるが、カニに詳しい者からすれば普通に使われている言葉だそう。同店では親切にお客に向けて案内しているというワケだ。

でも、どうしてそこまでするの?

改めて「どうして、そこまで丁寧に?」と聞いてみた。すると「松葉ガニと勘違いされる方がいるから」と言うのだ。

つまり、松葉ガニは水分は多くない。お客さんが同じような感覚で紅ズワイガニを買って帰った場合、水っぽいとガッカリされてしまったら残念だから」というのだ。「だから店頭でキチンと説明している」というのだ。

尚、水分が多いからと言って味が落ちるわけではない。

松葉カニと紅ズワイガニの見分け方は?

ちなみに、松葉カニと紅ズワイガニの違いは、お腹を見れば見分けやすいそうだ。お腹の色が白っぽく、お腹を上にして置かれているのが特徴だという。

これは見分けやすくする目的もあるが、お腹を上にして置くことで”かにみそ”が流れやすいのを防ぐ意味もあるという。

また、この時にお腹を見て隙間が空いていないか?引き締まっている(つまっている)かを見る比べることにも便利だと言う。

「かにみそは流れています」を実体験

紅ズワイガニの「流れている」「水分量が多い」に関しては、説明を受けて分かったような分からないような…。

その答えがハッキリ分かる場所がある。

例えば、それは「旨いもん市場 海月丸」の看板メニュー「てっぺん海鮮丼」だ。同店でこの海鮮丼を注文すると、紅ズワイガニが丸ごと1匹ドーンと丼に入っている。これを見れば一目瞭然。食べ方は自由だが、”かにみそ”に刺身をしゃぶしゃぶして食べると最高だ。

境港の紅ズワイガニ、とても美味しいので機会があればぜひ、食べてみて欲しい。尚、7月.8月の禁漁の時以外は常に新鮮な状態で食べられますよ。

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境港水産物直売センター
住所:鳥取県境港市昭和町9−5
電話番号:0859-30-3857
営業時間 8:00~16:00頃
定休日:火曜
公式ホームページ(外部リンク)
地図(外部リンク)

取材協力:かに専門店 マルツ

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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